ヤクルトスワローズの原樹理選手の活躍ぶりが止まらないですね!
しかし、プロ入りした当初はなかなか芳しい成績を残すことができていませんでした。
ブルペンでの投球は誰が見てもほれぼれするほどでしたが、なぜか勝てない試合が多く、「原には勝ち運がない」とまで言われる時期もあったのです。
負のスパイラルにうずまっている中、3年目には別人かのように成功が伸び、覚醒したです。
一体、原樹理選手の中で何が起こったのでしょうか?
本記事では、原樹理選手が覚醒した理由について掘り下げていきたいと思います!
原樹理が覚醒する前と後
まずは、今までの原樹理選手の主な投手成績を振り返ってみましょう。
年度 | 登板 | 先発 | 勝利 | 敗戦 | 防御率 |
2016年(1年目) | 13 | 13 | 2 | 8 | 5.91 |
2017年(2年目) | 26 | 19 | 3 | 11 | 3.84 |
2018年(3年目) | 30 | 17 | 6 | 7 | 3.09 |
原樹理選手が不調だったのはプロ1年目から2年目にかけてです。
3年目も敗戦数が上回っていますが、だいぶ勝利数を伸ばしてきました。
3年目から躍進したので、2年のシーズン終了後に何かきっかけがありそうですね。
勝利数は打線も絡んでくるので、投手のスキルを測るには微妙な指標だと言われています。
メジャーで活躍しているダルビッシュ選手は投手の能力を見るなら防御率を見るべきだと言っていた時期もありました。
原樹理選手の防御率を見ると、順調に良くなっていることが分かりますよね。
2年目も勝率は低いものの、防御率が良いので実力に発揮していたと思います。
やはり「勝ち運」の問題だったのかもしれません。
それでは勝ち運を引き寄せ始めた3年目は何が変わったのか見ていきましょう。
怪我をした時期
勝ち数を増やせたのは怪我をした影響があると言われていますが、それは時期が違うので強い関わりがあるとは言えません。
原樹理選手は1年目の7月に右肩甲下筋の肉離れを発症しています。
そこからリハビリして2年目は1軍に復帰できたのですが、2年目も勝ち星がつくことは多くなかったです。
でも、全く関係がないとは思えません。
勝率こそ上がらなかったものの、2年目の防御率は1年目と比べてかなり良くなっています。
この年で打者を抑えるピッチングのコツを掴んだ可能性は非常に高いですね。
どんなトレーニングを積んだのか
https://twitter.com/glicoxxxx/status/1115591524052398081
3年目に飛躍したからには何かを変えたに違いありません。
どんなトレーニングに取り組んだのか調査してみたところ、結論から言うと、いわゆる体を鍛えるような特有のトレーニングがきっかけではなかったようです。
一言でいうと、「戦略を変えた」に尽きます。
今までの原樹理選手は右バッターに対してインサイドへシュートを投げ込むスタイルを確立していました。
しかも全投球の7~8割はシュートだったと言いますから、打者からは狙い打ちをされていました。
原樹理選手はそこでボールの回転数と回転軸を分析して、戦略を変えたというのです。
分析したことで、自分が投げているシュートは実はストレートとほぼ同じ回転だったことに気づき、他の球種も増やすようにしました。
そういった創意工夫で、打者を打ち取れるようになったと原樹理選手がが語っています。
「それまでは打たれたくなかったら(右打者の)インサイドにシュートを投げていました。割合で言えば、全投球の7割か8割がシュートでした。でも、そのボールを狙われたり、見極められたりして、自分自身が追い詰められるような状態が続きました。
そこで、ボールの回転軸や回転数を計測することによって、もう一度配球を見直すことにしたんです。今まで投じていたストレートもシュートも、実は同じような回転のボールでした。
それでは打者に狙い打ちされます。それで、今まであまり投げていなかった、スライダー、カーブ、フォークを投げるようになりました」
本人の説明によれば、「シュート、スライダー、ストレートが30%ずつ、カーブとフォークが5%ずつ」という割合の投球スタイルに変えた。その結果、「シュートだけに頼らなくても打者を打ち取れるんだ」と実感したという。
引用元:東洋経済
原樹理選手の周囲の人間からは「メンタルが変わったから良くなった」と言われるようなのですが、実際はロジカルに分析して行動を変えたから結果が伴ってきたということですね。
気持ちだけで変わるほど現実は甘くないわけで、やはり現状を変えるには行動することが一番ですね!
原樹理選手の覚醒は、人生において大切なことを教えてくれています。
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まとめ
- 原樹理は3年目から覚醒した
- 怪我による影響で覚醒したわけではなさそう
- 分析して、投球術を変えたことで覚醒が起こった
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最後まで読んでくださりありがとうございました。
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