[chat face=”yagyu.png” name=”ヤギュウくん” align=”left” border=”green” bg=”none” style=”maru”]指導者なら誰もが持っている永遠の課題、選手を伸ばす効果的な方法って何かな?[/chat]
[chat face=”kyukancho.png” name=”キューちゃん” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=”maru”]褒めて伸ばす方法が良しとされているけど、褒め方にもいろいろあるよね。[/chat]
[chat face=”yagyu.png” name=”ヤギュウくん” align=”left” border=”green” bg=”none” style=”maru”]どんな風に褒められたら伸びるのか、一緒に考えてみようよ![/chat]
指導者として頭を悩ませるであろう、選手を伸ばすための効果的な褒め方について、筆者の体験談を交えながら一緒に考えていきましょう!
皆さんも良い褒め方があれば、ぜひコメント欄で共有お願いします!
それでは参りましょう。
微妙な成長に気づいて褒める
選手は一日の練習の中だけでも成長しようと、頑張っています。
普通に見ただけでは分かりにくいような変化をつけて成長を図ろうとするケースも少なくありません。
ただ、その少しの変化が試合では大きな結果を生み出すことだってあります。
例えば、
キャッチボールの時にリリースポイントを前にしてみた
走塁の時にオーバーランを小さくしてみた
いつもとは逆の足でスライディングしてタッチを交わしてみた
こういったことに気付ける自信はありますか?
この微妙な変化に気付けるかどうかは指導者の力量ともいえるでしょう。
日頃からどれだけ細かく選手のことを見ているのか、関心を払っているのか、こういったことが浮き彫りになる瞬間です。
具体的にどこが良かったのかを指摘しながら褒める
具体的な指摘をしながら褒めることも重要です。
褒め方が具体的だと、みんなに同じようなことを言っているという感覚はなくなりますし、選手一個人としてちゃんと見ているのだなという印象を与えることができます。
良い送球をした選手に
ナイスボール!
だけでは普通過ぎますよね。
機械的な褒め方だと選手の心にはなかなか響きません。
ちゃんとした捕球体勢に入っていたおかげで送球も良いところにいったな!
と、送球がうまくいった理由を指導者なりにも考えてみて褒めてあげると選手も自分のことをちゃんと見てくれているのだなと感じやすくなります。
直接声をかけるだけでなく、他の選手の前でも褒める
筆者の経験談にはなりますが、直接監督から褒められることよりも誰かを経由して監督が自分のことを褒めていたという事実を知った時のほうが嬉しかったです。
なかなか自分のプレーに対して上手くいかなく気分が落ち込んでいた時だったのですが、部活帰りに仲間から
監督がラックのバッティング、褒めてたぞ
と言われた時は、落ち込んでいた気持ちが晴れて涙が出そうになるくらいうれしかった記憶があります。
選手を目の前にしないで褒めることで、本音で褒めているという感覚を持てるから信憑性があがるんですよね。
ただ、ここで重要なのは褒めていたとしても本人の耳に入らなければ意味がないということです。
どの選手の前で褒めてあげれば、本人に伝わるのかよく考えて褒めてあげることが必要です。
そのためには普段から選手一人ひとりの個性や誰と仲が良いのかくらいは把握しておかなければできないテクニックですね。
選手の水準に合わせて褒める
褒めることの効果は大きい。しかしプロである以上プロの水準で褒めなければならないホームランを打った選手に「ナイスバッティング」と言うような監督はプロとして失格。褒められた選手が「さすが監督は眼のつけどころが違う、よく見てる」と感心するような褒め方でなければ効果はない―――野村克也
— 野球の言葉bot (@baseball_meigen) September 14, 2018
選手のレベルは千差万別です。
10人いれば10通りの水準があると思ったほうがいいです。
キャッチボールがままならない選手もいるだろうし、キャッチボールはほぼ完ぺきにできて、次のステップに行こうとしている選手もいます。
キャッチボールがしっかりできない選手に対してちゃんと捕球できたら褒めてあげるのは効果的だと思いますが、難なくキャッチボールができる選手に対してわざわざ捕球できた度に褒めるのはうるさいと思われる可能性が高いです。
それと同じく、あらゆるプレーでその選手のレベルに応じた褒めどころを抑えておく必要がありますよね。
良いプレーをした時には結果だけでなく努力を褒める
○良い褒め方
【努力した過程を褒める】
何か良い結果が出たときには
それまでの過程を褒めてあげてください。「頑張ってきたから、
この結果が残せた」ということを伝えてあげるように
するのです。それだけで
努力をする選手になります。— ソフト人生を大きく変える正しい指導法 (@surprisd1) September 29, 2018
プレー自体を褒めてあげることも重要ですが、そのプレーが出来上がるまでに努力した過程を褒めてあげるとより効果的です。
あの練習をしたからこの結果をプレーで表現できたんだと選手自身が実感できれば、練習にも身が入り、モチベーション向上にもつながります。
日頃、選手がどんなことを意識して練習に取り組んでいるのか、自主練習にはどんな練習をしているのか、覚えておくことが重要です。
指導者として選手一人ひとりに対しての記録をメモしておくのも一つの方法として最適だと思います。
筆者もいろいろ考えてセーフティバントを決行した時に褒められた時は本当に嬉しく思いました。
まとめ
今回は、
- 微妙な成長に気付いて褒める
- 具体的にどこが良かったのか指摘しながら褒める
- 直接声をかけるだけでなく、他の選手の前でも褒める
- 選手の水準に合わせて褒める
- 良いプレーをした時には結果だけでなく努力を褒める
という選手を伸ばすための効果的な褒め方5選ついて紹介しました。
一番大事なのは、選手一人ひとりの細かなプレーまで関心を寄せてあげること。
また、本気でそう思っていることが伝わらなければ意味がありません。
選手一人に対してどれだけ真摯に向き合っているのか、
選手に対する愛情がなければ指導者としては務まらない
ということを肝に銘じて日々の指導に精を出していきましょう!
それではまた会いましょう。