日本において野球は身近なスポーツですよね。
野球経験者が野球を好きになるのに重要なのは子供時代の経験だと思っております。
ですので、一度野球に手を染めたのなら、野球を好きになってほしいですよね。
特に少年野球の指導者を務める人たちには、子供たちに野球の楽しさを伝えて言ってほしいと思います。
また、友人や会社の同僚、恋人が野球好きで距離を縮めたいという時には少しでも野球に関心を持っていたほうが仲良くなりやすいものです。
本記事では、少年野球の子どもたちに野球を好きになってもらう方法と大人からでも野球を好きになれる方法について解説していきます。
少年野球の子どもたちに野球を好きになってもらうには
子どもたちが野球の世界に足を踏み入れたら、野球を好きになってもらいたいですよね。
少年野球の子供たちに野球のおもしろさを伝えていくために考えられることをまとめてみました。
些細なプレーも褒める
子供は褒められて伸びるタイプのほうが圧倒的に多いです。
些細なプレーでも褒めて上げることで、子供のモチベーションは高まり、どんどん練習していくことでしょう。
練習すればうまくなるし、さらに褒められる場面も増えてくるので、素晴らしいループが出来上がってきますね。
野球を教える立場の人は、細かいところにまで目を凝らして、少しでも上手くできたプレーがあったら褒めてあげることが使命となってくることでしょう。
同じナイスキャッチでもなぜナイスキャッチだったのか、具体的にロジカルに褒めてあげると子供は素直に喜びますよ!(大人でも喜びますw)
親・指導者が野球を好きそうにする
教える側が野球を楽しそうにしているのが最も重要だと思います。
子供は大人がしていることが絶対だという認識を少なからず持っています。
指導者という立場をとっているなら、野球を楽しそうに取り組むようにしましょう。
グラウンド内で険しい顔をしたり、たばこを吸ったり、罵声を浴びせたりするのは絶対NGですね。
楽しそうな姿とは、
- 常に笑顔
- 子どもたちと一緒に体を動かす
- 野球を常に研究している
と言ったことです。
シンプルですが、継続していくのは難しいように思えます。
でも、野球が好きだったら自然とこれぐらいはできますよねw
プロ・高校野球観戦に連れて行く
レベルの高い野球を見せてあげるのも子どもたちにとっては良い刺激になります。
高校野球やプロ野球のプレーを見せてあげることによって、野球少年の目に夢と感動を与えてあげましょう。
プロレベルのプレーを目の当たりにすれば、子供の心は鷲掴みになります。
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野球漫画・アニメを見せる
僕は野球漫画を読んで、さらに野球を好きになっていきました。
そういった野球少年たちは多いのではないでしょうか?
有名な野球漫画は多いですが、僕が小学生の頃にハマった野球漫画はドカベンでした。
ドカベンは現実では絶対にありえないプレーが続出するので、実際の試合でやってみたい願望が芽生えて、よく真似していました。
練習の休憩中にはメンバーと一緒にドカベンごっことかして楽しんでいましたね。
野球漫画・アニメによって野球好きが促進される効果は大いにあります。
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野球ゲーム
野球ゲームも野球が好きになる要因になりえます。
有名所で言うと、パワプロやプロスピですね。
パワプロだと自分の理想とする選手を育成できる楽しみがありますし、プロスピはリアルなプロ野球を自分の手で操作できる楽しみがあります。
野球の知識や選手の名前を覚えるのにとても役立つ方法がゲームだと感じます。
大人からでも野球が好きになる方法
会社の同僚や取引先が野球好きだから、野球を好きになりたいという人もいれば、彼氏が野球好きだから一緒に楽しめるようになりたいという人もいることでしょう。
小さい頃から野球に親しんでいないと、いきなり野球を好きになるのは難しいものです。
しかし、大人からでも野球を好きになる方法があります。
それは、『知る』ことです。
野球に限らず、興味を持てないのはその分野について『知らない』からです。
野球のルールや有名な選手について知っていくと、野球は好きになっていきます。
選手の名前を覚えるだけだったらスマホゲームだと手っ取り早いですね。
特にプロスピだとリアルに顔も表現しているので、選手の顔と名前が一致しやすくなります。
それから、野球ニュースはこまめにチェックし、時々プロ野球観戦に行くとだんだん好きになっていくこと間違いありません!
ラック(運営者)が野球を好きになった例
僕が野球を好きになった例を紹介していきます。
個人的な内容なので必ずしもどの子どもたちにも該当するわけではありませんが、どういう過程で野球を好きになったのか紹介することで、根幹となる部分を吸い取って貰えれば幸いです。
新入団員を集めてのティーバッティング
少年野球に入ったのは小学3年生の頃。
兄の友達に勧められて入ったチームで、その時に新しく入った同学年は17人だったのを覚えています。
普通は1学年10人くらいだったので、例年にないくらい多い人数でした。
私の記憶には無いのですが、親が言うには私が周りの友達に野球を勧めていたようです。
自分も入っていないのに入団を勧めるなんて、よほど野球が楽しいと確信を持っていたに違いありませんw
監督は新メンバーを集めて、キャッチボールの仕方や野球のルールを教えてくれました。
その監督は7年くらい同じチームで指揮官を務めていたので指導は慣れたものでした。
ベテランの感もあってなのか、大半の子供たちがバッティングがしたいという思いを抱いているのはお見通し。
一通り、野球について教えてくれた後にティーバッティングのメニューに移りました。
最初にキャプテンを立たせて、打撃練習の仕方をデモンストレーションでみんなに見せた後、一人ずつ呼んでバッティング練習をさせてくれたのです。
でも、普段から金属バットを持っているわけでもないので、小学3年生にしては重いんです。
ほとんどの人がなかなかミートできずに苦心している様子でした。
そしてついに私の出番がきました。
順番は最後だったのを覚えています。
監督の反応
初めて軟式ボールを金属バットで打つので緊張している中、なぜか私は一発でミートできたのです。
今思えば、兄が素振りをしている姿を見て、真似て金属バットで素振りした経験があったから振り方のコツみたいなのが体にしみこんでいたのかもしれません。
その時、監督は誰もボールに当たらないと思っていたので、バッターの目の前に立って指導していました。
それなのに、見事にジャストミートしたものですから監督は大慌て。
頭を隠すように両腕を上げ、片足を上げてうずくまるような姿は滑稽に映りました。
その姿が面白くもあり、監督が驚くような打球を打てたという自信と喜びにもつながったのです。
一応心配させないように言うと、ミートしたとは言え、しょせん小学3年生の打球ですから、体に当たったにしろ、監督の体はケガ一つなく無事でした。
「褒められる→嬉しい→練習する→上手くなる→喜んでくれる」の好サイクル
監督の驚いた反応がまるで自分の打球を褒められたような表現として感じ取れたのです。
自分の打球を見て驚く人がいたら、悪い気はしないですよね。
「褒められた」という感覚から「嬉しい」という感情が生まれました。
そうすると、人は自然ともっと喜んでもらいたいと思うようになりますから、家に帰っても素振りをするようになっていました。
努力すればするほど上手くなる。
上手くなればもっと喜んでくれる人が増える。
そして楽しく野球ができる。
このサイクルができ始めるのは人それぞれですが、野球の始めたての時にできたらそれに越したことはないと思うのです。
一人の人間の中でこのサイクルができたら、野球が楽しいと感じている指導者が増えて、そういう指導者に教えられる子供たちに野球は楽しいものという感覚が伝わりやすくなります。
個人の枠を超えて、世代間のサイクルもできてきます。
まとめ
幼い時に楽しい野球の印象を植え付けることが重要です。
子供たちの個性を見出してあげて褒めてあげることで、野球という場で褒められた経験を積み重ねていくのです。
そうすれば、褒められるという喜びの感情と野球というスポーツが紐づいて、野球は楽しいものだという認識が形成されていく感覚があります。
私の場合、バッティングというすごく分かりやすいところで褒めるポイントがありましたが、そういったプレーにおけることだけが褒めるポイントではありません。
人に対して優しいとか、気づかいができるとか、盛り上げてくれるとか、空気が読めるとか、そういった気質も十分に試合に使えるファクターですから、こういったところでも褒めてあげれば良いと思います。
そのようにして、幼い時から褒めることで「野球は楽しい」という認識を植え付け、未来のスター選手たちが輩出されることを願っております。
それではまた会いましょう。