打順が最も後ろであることから打席数もおのずと少なくなる9番。
セ・リーグでは9番には投手を置くことが多いですが、パ・リーグにおいてはDH制があるため、ちゃんとした役割を持たせて、9番選手を選んでいます。
それでは、最後尾打順の特色を見ていきたいと思います。
特性
打順の一番最後でもあり、下位打線の最後を担う打順でもあります。
7番、8番は比較的打率が高くない選手を置くことが多いので、ランナーなしの場面で打席が回ってくるケースが大半です。
つまり、自分が出塁しなければならないのが9番。
そして、後に続く1番は俊足であるケースが多く、出塁率も高いですから、9番と1番で得点を掴めるようなパターンができれば最高ですね。
向いている選手
9番は1番につなぐ役割があるため、出塁しなければならないと前述しました。
つまり、俊足の選手が9番にいると良いでしょう。
下位打線に見えて、とても重要な打順なのです。
1番バッターも打てる素質を持った選手が向いています。
影のトップバッターともいえます。
実際に打順に入ってみて
初めて9番バッターに入ったのは中学生のころでした。
もともと6番バッターだった私が急に9番バッターに変更されたのです。
まだ野球に対する知識が浅かった私は、9番にされた時、降格されたと思ったのです。
スタメンが発表された後、私はしばらく落ち込んでいましたが、コーチが一言を私に言いました。
「お前は降格ではなく、昇格だ!1番につなげる役割がある!」
と熱く語られたのを覚えています。
確かに6番に抜擢されてしばらくは普通に打席に立っているだけだったのですが、頭を使うようになってセーフティバントをたくさん使うようになりました。
そうすると、出塁率もぐーんと上がって、チームの勝利に貢献できるようになっていたのです。
それで9番というわけか。と納得しました。
実際に1番を打っていた選手が不振に陥ると、私が1番に入っていたので、コーチの言葉はただの慰めの言葉ではなく、本気で言ってくれてたことだと確信しました。
自分が監督になったら、9番には出塁率の高い選手を置こうと思っています。
9番バッターといえば思い浮かぶ選手
桑田真澄
「これであきらめるなら、お前の思いはその程度なんだよ」
と、神様に試されているような気がする。桑田真澄pic.twitter.com/ooEEvSlkl7
— 心にグッと響き渡る名言集 (@get_to_heart) September 20, 2018
セ・リーグでは投手がおかれることの多い9番なので、投手の打者として代表的な桑田選手を選ばせていただきました。
巨人時代、チャンスで代打として起用され、結果を残した試合もあるほどの実力者です。
ピッチャーとしても輝かしい成績を残しました。
野球センスの塊とはこの人のためにある言葉でしょう。
現在、野球解説者、野球指導者として多岐にわたる場面で活躍されています。
本人は野球によって生かされた人生だから野球に対して恩返ししていかなければならないと考えているようです。
素晴らしい考えを持ち主ですね。
バッティングも高い技術を持っていた桑田選手。
プロの世界でも圧巻のピッチングを魅せながらも、自分のバットでホームランも出してしまうという度肝を抜かれる事態を作り出しました。
なんという選手なんでしょう(;^ω^)
金子誠
2018/9/19 メットライフドーム というわけで関東圏最終戦でした。まだ戦いは続きます。前を向きましょう!ライスタに挨拶に向かうお二人 #西川遥輝 #金子誠 #lovefighters pic.twitter.com/XIjekyRvHa
— SACHI (@SACHIHAN) September 19, 2018
守備に定評のある選手ですが、打者としても勝負強いバッティングで相手バッテリーに恐れられていました。
恐怖の9番打者という異名を持ちます。
9番にはピッチャーに対して「次には1番という好打順が回ってくる」という思いを与えられる効果があるため、甘い球をすかさず叩き返す金子選手は適任といえるでしょう!
倉本寿彦
セ・リーグでは珍しく野手として9番に入っている選手です。
DeNAの遊撃手として堅実な守備を見せてくれます。
「彼の守備は相手チームに絶望感を与える」と指揮官のラミレス監督が評価するほど。
もともと6番でレギュラー定着をしていましたが、打撃不振により9番に定着させたところ、打撃の調子は好調となりました。
チームメートとの仲の良さも垣間見せています。
2018.09.19@TokyoDome
柴田が捕ります、倉本は避けます。
(倉本寿彦・柴田竜拓) pic.twitter.com/ZQoxvXubIQ— みか (@sunnystarxx) September 20, 2018
野球少年のような姿にファンは魅了されるしかないですね。
中島卓也
バットを短く持って打席に入るのが印象的な選手。
鉄壁の守りも見せ、送りバントも多いです。
まさに職人というイメージ。
ホームランは非常に少ないのですが、それでもプロの世界でレギュラーを勝ち取っているのですから、小技を極めればチームに貢献できることを証明してくれていますね。
9番を打てる人は2番や1番も打てなければなりません。
中島選手は2番バッターの向いている選手としても紹介いたしました。
https://nekkyu89.com/batter-two
バントも最高に上手い中島選手。
スクイズもきっちりと決めます。
本日の中島選手 ナイスプレー(⋈・◡・) #中島卓也 #日ハム
久しぶりのスクイズ〜⚾️”
ここまでは楽しい試合だった…涙。 pic.twitter.com/9A16CC5AqE— ao☺︎ (@ao95611479) September 20, 2018
まとめ
- 9番打者は1番打者につなげる役割
- 9番打者は俊足で出塁率が高い選手が入ると良い
- 1番打者としても出場できるくらいの実力を持つことが大事
プロ野球はネットで無料観戦することもできます
https://nekkyu89.com/professional-broadcast
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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