プロ野球

プロ野球で導入されたリクエスト制度のルールと対象は?チャレンジとの違いも

この記事を読むのに必要な時間は約 13 分です。

プロ野球では2018年からリクエスト制度が導入されましたね。

新しい試みなので様子を見ながら制度の改変が繰り返されるていくことでしょう。

リクエスト制度についてなんとなくは分かるけど、詳しくは分からないという方も多いと思います。

より理解を深め、野球を楽しむためにも、リクエスト制度について深堀りしていきたいと思います。

リクエスト制度について

リクエスト制度とは?

リクエスト制度の定義は、

微妙な判定について監督がリプレー検証を要求できる制度

とされています。

審判の判定に納得がいかなければ、監督がリプレー検証の申し出をし、判定が覆ることもあります。

1試合に何度もリクエストすることは認められておらず、1試合につき2回までとなります。

ですので、リクエストをする時は試合の流れが有利に働きそうなタイミングを見計らわなければなりません。

また、確実に誤審だと確信を持てていれば、惜しみなくリクエストすべきですね。

なぜなら判定が覆れば、そのリクエストはカウントされないからです。

延長戦の場合はリクエスト権利は1回分増えます。

ちなみにリクエストをする時のジェスチャーは体の前で四角を描きます。

導入時期

日本のプロ野球では2018年のオープン戦から導入されました。

オープン戦では本拠地開催の試合のみ、公式戦では地方試合を含めた全試合で導入されています。

日本野球機構が正式に発表したのは、2017年11月13日のことです。

導入に至った経緯

メジャーでは2014年から同様の制度があり、リプレイのスロー映像を見ることで誤審が減ったという事実もありました。

より公平な判定をくだすことを目的に日本球界にも導入しようという流れとなりましたが、メジャーで導入されてから4年も経過していました。

ちょっと遅いのでは?と思う方もいるかと思いますが、大人の事情も絡んでいるのでしょうね。

名前の由来

メジャーではリクエストという名前ではなく、チャレンジと言う名前を使っています。

日本球界で「リクエスト」という名前を採用した理由としては、

審判とチームが協力し合って正しい判定を求めていく

という意味が込められているようです。

メジャーでは30数億円をかけてリプレイ検証用のカメラを設置していましたが、日本にはそれだけの予算がありませんでした。

チャレンジという審判に対する表現でなく、審判とチームが共に試合を作っていく意味合いがあるとのこと。

リプレー検証方法

メジャーではリプレー検証用のカメラが設置されていますが、日本ではテレビ中継用の映像を用いて検証を行います。

スローでの再生も可能なので正確な判定をすることがほぼ可能です。

しかし、多方面からの映像がないので、選手の体にボールが隠れている等が理由となって判定が難しいのが現状ですね。

リクエストが行使できないケース

リクエスト制度のルールは以下のようにまとめられます。

  • リクエストは監督が行う
  • リクエストの回数は9イニングまでに各チーム2回
  • 延長時になったら回数は各チーム1回
  • 判定が覆ったリクエストは回数にカウントされない
  • ビデオ検証の時間は5分以内。確証が無ければ審判団の判断を尊重
  • ビデオ検証の判定について異議があった場合は退場
  • 例えば二塁→一塁などの併殺で両方の塁にリクエストした場合は2回のカウントとなる

ただ、どんな場面にもリクエストを行使できるかと思えばそういうわけでもありません。

リクエストを行使できないケースとして以下が挙げられています。

  • 投球判定(ストライク・ボール)
  • ハーフスイング
  • 自打球
  • 走塁妨害
  • 守備妨害
  • インフィールドフライ
  • 審判員(塁審)より前方の打球
  • ボーク

こちらは対象外となります。

いずれも誤審するには考えにくいケースですね。

走塁のアウト/セーフやタッチアップの判定にリクエストが使われることが多いです。

2019年から適用される新ルールと既存の対象は?

リクエスト制度は2018年から導入され始めたばかりでまだまだ改善の余地があります。

日本野球機構は、2018年の導入後の結果を踏まえて2019年からは新たに主に3つのルールを適用すると発表しました。

  • 本塁での衝突プレーや併殺崩しの危険なスライディング
  • 頭部への死球
  • フェンス際の打球(本塁打判定以外)

守備妨害に関してリクエスト行使はできなかったのですが、危険と思われるスライディングや衝突については行使できるようになりました。

また頭部へのデッドボールで退場判定を受けた選手がリプレー検証によって、当たった部位が頭部でないことが確認できれば退場判定を取り消されます。

フェンス際の打球の判定は、本塁打判定以外のファウル、フェアのリクエストをすることができるといったものです。

メジャーのリクエスト制度

先述したとおり、メジャーでのリクエスト制度は「チャレンジ」と言われています。

2014年から導入されており、日本では少しルールが異なります。

メジャーでのルールはこちら。

  • 試合開始から7回までに1度
  • 8回から試合終了までに2度
  • チャレンジ成功の場合は最高2回を上限とし、再び権利が得られる。
  • チャレンジの要請はタイムをかけてから30秒以内に行わなければならない。
  • チャレンジを実行してから2分以内に判定が決まらなかった場合は判定は変わらずそのままとなる。

メジャーにはリプレー検証用のカメラが球場にたくさんついており、多方面からの映像とスロー映像を確認することができます。

それによって、正確な判定をくだすことができるのです。

さすがは野球大国。

野球にかけるお金がすさまじいです。

リクエスト制度の事例と世論

2018年から日本でリクエスト制度が導入されましたが、具体事例を挙げていきます。

事例①4月29日 西武VS楽天@メットライフドーム

西武の源田壮亮選手が左中間を破る三塁打を放ちますが、サードでアウト判定。

しかし、源田選手は足が先に入っていることをアピールし、西武側の監督がすかさずリクエストをしました。

球場の画面にもリプレーのスロー映像が映り、際どいタイミングでしたが、足が先に入っていることが確認でき、セーフと判定が覆りました。

事例②5月23日 広島VS巨人@ひたちなか市民球場

広島の曾澤翼選手が二遊間の深いところにゴロを放ち、巨人セカンドの吉川尚貴選手が捕球し、ファーストへ送球しました。

この時、ファーストを守っていた岡本和真選手が体を目一杯伸ばし、捕球するも判定は足がベースから離れたという理由からセーフ。

これに対して、リクエストを行使しましたが、結局判定は覆りませんでした。

この時のリプレイスロー映像は足がベースから離れているのか分かりにくい角度であったため、判定は難しかったことと思います。

リクエスト制度に対する世論

より公平な判定のために導入されたリクエスト制度に対して賛否両論の意見があります。

賛成派は公平な野球が見られるとしていますが、反対派は審判は絶対という意見が多かったです。

ツイッターでの意見はこちらとなります。

新しい試みをする際には、賛否両論があるのはつきものです。

実際、2018年でリクエストがあった時には、リプレー映像を見ながら判定が覆るかどうかのハラハラドキドキ具合がたまらなかったです。

野球の新しい楽しみ方も増えたと感じております。

今までもリクエスト制度はあった?

2018年からリプレー検証としてリクエスト制度が導入されたとはいえ、2017年の試合の一部では使われていました。

2017年は外野のフェンス際やポール際の本塁打かどうかの打球の判断の時や、本塁でのクロスプレーの時にはリプレー検証していました。

2018年からはそれにプラスしてアウトやセーフの判定、フェアやファールの判定もリクエスト制度が利用されるようになったのです。

公平かつ安全な野球をするためにもリクエスト制度は必須だと思います。

まとめ

  • 原則的にリクエスト制度は1試合2回まで行使でき、公平な判定のために導入された
  • 導入に関して、賛否両論ある。
  • 制度は2019年から改変されている。
  • チャレンジはメジャーの言い方で、リクエストは日本での言い方

ということが判明しました。

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