野球経験者でイップスという症状を発症した人は意外にも多いです。
プロ野球選手でもイップスにかかる選手はいます。
現役でイップスが目立っている選手と言えば、阪神タイガースの藤浪晋太郎選手。
藤浪選手は元々コントロールはそこまで良くないのですが、明らかにイップスだと思われる投球がありました。
なぜ藤浪選手はイップスになってしまったのでしょうか?
ピッチャーでイップスだとかなり致命的のように思えますが、復調の兆しはあるのでしょうか?
今回は、藤浪晋太郎選手のイップス疑惑と克服方法や復調の兆しについて深掘りしていきます。
藤浪晋太郎のイップス疑惑!動画で検証
藤波慎太郎選手がイップスではないかと思われる動画はこちら。
こちらの動画は2017年シーズンの登板時の様子です。
打者の頭の上を通る危険球を投げてしまい、降板する様子です。
この投球の後、泣く泣くマウンドを降りることになってしまいました。
動画を見る限り、涙をぬぐう仕草をとっているように思えますが、この当時のニュースでも報道されていましたが、本当に泣いていたようです。
ただの制球難だけで泣くほど追い込まれることは考えにくいです。
イップスは精神的な症状なので、精神的に追い込まれている状況でもあります。
長い間、イップスに悩まされ、思うような投球ができない自分に対して自己嫌悪に陥ってしまったのではないでしょうか。
イップスはトラウマによって突然発症することもありますが、いくつかの小さなトラウマが積み重なってイップスが出来上がってしまうこともあります。
藤浪選手の場合、イップスになるまでどのような経緯があったのでしょうか。
藤浪晋太郎がイップスとなったきっかけ・原因は?
藤浪選手がイップスになるまでの経緯を調べてみたら、数人の選手に対して暴投していたことがきっかけとなっているように思いました。
特に印象に残った暴投は下記の選手たちに対してです。
黒田博樹(広島)→平田良介(中日)→畠山和洋(ヤクルト)→大瀬良大地(広島)→菊池涼介(広島)→坂本勇人(巨人)
広島の選手が多いような。。。
どれも危険球を投げており、中には大御所の打者を怒らせてしまうシーンもありました。
20代前半の若者がプロ野球の大ベテランに怖い顔をされたらそりゃビビりますよね。
藤浪選手の表情を見ても、恐怖を感じている様子が見られます。
菊池涼介選手に対して、投球モーションを取った瞬間にボールが手から離れてしまうシーンもありました。
これはボークをとられ、明らかにイップスの症状が現れています。
イップスを発症した藤浪晋太郎選手は本当に辛そうでしたよ。
藤浪晋太郎のイップスの改善方法と復調の兆し
現時点でイップスの明確な治療方法はありません。
ただ、イップスから克服した選手は実際にいるのも事実です。ですので、イップスは不治の病というわけではありません。
どんな病気でもまずは自分が患っている病気を認めなければなりません。
ガン患者の人が「自分はガンじゃない」と言い張って治療を受けないでいたら、絶対に治ることはありませんからね。
精神的な病も自分の症状についてまずは向き合って認めることが重要だとされています。
過去にイップスを克服した選手としてよく「岩本勉」元投手が挙げられます。
岩本氏も制球難を元々持っていたようで、イップスを発症しました。藤浪選手と一緒ですね。
岩本氏はイップスであることを認め、試行錯誤しながらたどり着いたのがサイドスロー転向でした。
これにより、制球が少しずつ安定してきて、打者も打ち取れるようになってきました。
打者からアウトを取るという成功体験を積み重ねたことで見事にイップスを克服したのです。
つまり、整理するとイップス克服の順序として、
- イップスを認める
- 改善方法を色々試す
- 小さな成功体験を積む
と言えますね。
イップスになっている人は精神的に思い詰められていて、心に余裕がなくなっています。
ですので、遊び心を持たせてリラックスさせる必要があります。
藤浪選手も岩本氏のごとく、遊びがてらサイドスローをブルペンで投球していたとニュースで流れていました。
練習中に遊んでいたら思いのほか、試合で使えるというケースはメジャーでもあるくらいですから、藤浪選手のサイドスロー転向も十分ありえますね。
あの剛速球に制球がつけば鬼に金棒ですから何としてもイップスを克服して阪神の優勝に貢献してもらいたいです。
まとめ
- 藤浪晋太郎はイップス
- イップスは制球難から始まり、相手打者から恐怖を植え付けられて発症した可能性が高い
- 克服方法は、まずはイップスであることを認めて試行錯誤し、成功体験を積むこと
ということが判明しました。
イップスを経験した方ならその苦しみが分かると思います。
藤浪選手がイップスを克服したら、多くの野球人の希望になることは間違いありません。
完全復帰できるように応援しましょう。
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