野球のスライディングはどっちの足でもできた方が良い理由5選!

あなたはどっちの足をたたんでスライディングをしていますか?

スライディングの目的はいくつかありますが、主な目的はスムーズなベース到達のための減速です。

スライディングをしないでベースに到達するには直前に急ブレーキをかけなければなりませんからかなり脚に負担がかかりケガの原因にもなります。

しかしスライディングすることで、体の多くの面が地面と擦れることで負担を分散し、ブレーキをスムーズに行うことができます。

そんなスライディングですが、片方の足をたたまなくてはいけません。

大概の場合、どちらかの足をたたむ癖がついたら、なかなか反対側の足をたたんでのスライディングを習得している人は少ないように思います。

もし、どちらの足でも自由にたたんでスライディングすることができるのなら、どんなメリットがあるのでしょうか?

考えられることをまとめてみました。

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歩数を合わせる必要がない

1塁から2塁まで盗塁する時には必ずと言っていいほどスライディングをします。

リードした位置からスライディングするまでの歩数はだいたい11歩から13歩と言われています。

どちらか片方の足をたたんでしかスライディングができない選手は、歩数が合わない場合は、若干ジャンプするような形でスライディングするか、超短いスライディングをするかのどちらかです。

しかし、どちらの足でもたたんでスライディングができるとしたら、たとえ歩数を合わせなくてもその時の状況に合わせて、ほぼ一定の距離のスライディングをすることができます。

そうすることで必要以上の減速をすることもなくなりますし、コンマ一秒を争うプレーでの盗塁成功率を上げることが期待できるでしょう。

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タッチをよけやすくなる

主にホームへのスライディングの話ですが、内側に滑り込むか外側に滑り込むか、返球の反れ具合で変わってきます。

もちろん、キャッチャーが捕球する位置から遠い側へ滑り込んだ方が良いに決まっています。

しかし、内側にスライディングする状況で左足をたたむスライディングしかできなかったらどうでしょう?

右足でホームを触るか、体をひねって左手でホームを触るしかありません。

こういう時、右足をたたむスライディングができていれば、キャッチャーの動きを視界に入れることもできますし、体をひねらなくても右手でホームを触ることもできます。

外側にスライディングすることも同様です。

どちらの足でもたたんでスライディングできるようになれば、タッチをよけやすい体勢の選択肢が増えるということです。

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片方のお尻が痛い時に逆足でカバーできる

スライディング練習をしていて、あまり上手く滑れなかった時、お尻をすりむいた経験ってありませんか?

その状態でいつもと同じ足をたたんでスライディングをするとお尻にとっては泣きっ面に蜂状態です。

痛いとどうしても無意識に動きに抑制する働きが出てしまいます。

そういう時はいつも伸ばしている方の足をたたんでスライディングすれば、痛くないですし、擦り傷の治癒も早くなるでしょう。

使い分けることでボールの行方を見失わない

左足をたためばダイヤモンドの内側に体が向き、右足をたためばダイヤモンドの外側に体が向きます。

ボールの方向に合わせてスライディングを使い分ければ、ボールを見失う確率はかなり下がります。

内側からの送球ならば左足をたたみ、外側からの送球ならば右足をたたむと常にボールを視野に入れておくことができるかもしれません。

走塁は忍者のように相手の隙を狙って進塁することが重要です。

常に目を見張ってボールがこぼれた瞬間を狙うためには、どちらの方向でスライディングするかでも結果が変わってくることでしょう!

ボールが顔面に当たりにくい方を使い分けられる

低い送球が来た時にランナーとの接触が危ぶまれるケースがあります。

見てる側もひやっとする瞬間ですね。

そういう時はボールをずっと視野に入れようとして体をボールに向けるスライディングをすると危険です。

ケガをしたら元も子もありませんから、リスクヘッジをとって背中を向けたスライディングをしたほうが良いと思います。

顔面に当たるよりは背中やヘルメットに当てたほうがまだケガのリスクは下げられますので。

まとめ

両足どちらでもスライディングができれば、走塁の幅が広がることは間違いありません。

走塁の技術をより向上させたいのであれば、どちらの足でもスライディングができるように試してみてはいかがでしょうか?

また、他にもメリットがあるよ!という方がいらしたらぜひコメント欄で教えてください!

それではまた会いましょう。




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