2013年のドラフトで東京ヤクルトスワローズより4位指名を受けた奥村展征選手。
高校時代はキャプテンとして甲子園出場を果たし、U-18日本代表にも選出をされました。
そんな奥村選手ですが、噂によると代々の家系がすごいとの事。何が凄いのか、今回は奥村選手の祖父、お父さん、弟にピックアップしていきたいと思います。
奥村展征の父親・伸一さんの正体
滋賀の甲西の奥村伸一って日大山形~巨人~ヤクルトの奥村の親父じゃん!甲子園で父子本塁打。#kokoyakyu pic.twitter.com/MIvldZtVQD
— 山ピー (@VIPmountain) July 23, 2015
奥村選手のお父さんである伸一さんは、滋賀の甲西高校出身で1985~86年の2年間、連続で夏の甲子園大会に出場するほどの実力を持ったプレーヤーです。
1985年には「甲西旋風」を巻き起こし、のちの『大魔神』佐々木主浩率いる東北高校を破り、準決勝まで進出、準決勝では清原・桑田選手らKKコンビを擁するPL学園に敗れています。
高校卒業後、近畿大学体育会硬式野球部に入部し、日米大学野球代表にも選ばれました。
代表内には、ヤクルトの絶対的ストッパーである高津臣吾選手や鉄人・金本知憲選手とチームメイトに。
大学で経験を積み、社会人野球のプリンスホテル硬式野球部でプレーをした際には、ヤクルトの宮本慎也選手とチームメイトとして一緒にプレーしています。
その後、母校・甲西高校の監督も務めます。
ちなみにプリンスホテル時代は宮本選手が3番、伸一さんが4番を務めていましたがドラフトには宮本選手のみが選出。
宮本慎也選手の引退慰労会で、『3番が行けたのに、なんで4番が行けない!俺だって行きたかった!!』と、松村邦洋さんに泣きついたとラジオ番組でいわれています。
日米大学野球の代表にも選ばれ、名門プリンスホテルで4番を務めるほどの実力を持つ伸一さんがプロへ行けなかったというのも不思議ですね。
祖父・展三さんから弟・真大さんまで続く野球一家
#燃えた 龍谷大平安・奥村真大が燃えた!
延長11回、セカンドにランナーをおいた場面、前の打者・4番水谷主将が敬遠。
それを見ていたネクストの奥村、原田監督と話し、笑顔。燃えたぎる表情で打席に入り、粘りに粘って価千金の1点をもぎ取るツーベースヒット!! pic.twitter.com/fM1OawwlHO
— 汗と涙。#高校 野球 (@gari_wasabi) March 25, 2019
祖父・展三は甲賀高校の元監督
祖父・展三さんも実は甲賀高(現:水口高校)の監督として、第40回の選抜高校野球大会に出場しています。
祖父、父、奥村選手と3代揃っての甲子園出場というまさにサラブレッド一家、根っからの野球一家という事もあり、生まれる前から奥村選手は野球を始めることが決まっていたような気もしますね。
弟・真大は龍谷大平安の内野手
そして弟の真大さんもその血を次いでプレーヤーとして野球に関わっています。
京都にある名門高校である龍谷大平安高校の現在3年生(2020年現在)。
奥村選手と反対で右打ちの内野手になります。
1年時には、スターティングメンバーとして定着はできませんでしたが、控えとして夏の甲子園大会に出場。
この時点で、真大さんも含め4代揃っての甲子園ということになります。
翌年、春の選抜大会でははれてスタメン入りし、5番として出場。試合を決める決勝打も含む、全試合安打を記録する活躍でした。
しかし、持病を持っておりその不整脈がたたり、2019年に心臓手術を受けます。
その影響で夏の甲子園出場を逃しているため、今年最終年となる2020年夏の甲子園出場に期待でしたが、昨今コロナウィルスによる影響で甲子園大会が中止となってしまい、出場も危ぶまれてしまいました。
代替大会もあるとのことなので、そちらに期待ですね。
奥村展征一家のまとめ
野球一家である奥村選手の家系は『華麗なる一族』とも呼ばれています。
父と共に戦った宮本選手も、こういった事情は抜きにして、奥村選手にかける期待値は大きいと言います。
実は奥村選手が巨人からヤクルトに移籍した際に、まだ解説者だった宮本選手は「奥村展征」という題名でブログを更新していました。
「頑張れ! ノブ! 応援してるぞ!」
と締められたブログですが、宮本選手はその後、ヤクルトのヘッドコーチになり、奥村選手を指導する立場になります。
祖父から始まった野球への関りは、父が大学・社会人で一流の選手として日本一の選手との縁を作り、父がなしえなかったプロという世界を奥村選手が叶えるというドラマチックな現実を迎えました。
弟も兄に続けとばかりに、プロの世界を目指しています。
期待されるのはやはり奥村選手のこれからの活躍、辞任して宮本選手はチームにいませんが、ヤクルトを日本一の球団にするため、『宮本慎也』という選手に憧れるのではなく、超えるほどの選手になってほしいですね。
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