2019年の夏の甲子園は第101回を迎えます。
本記事では、愛媛大会の優勝候補を注目選手や戦力から徹底調査してまいります!
夏予選愛媛大会の日程
- 抽選会:6月23日
- 公式戦:7月13~28日
各高校の戦力
戦力評価【ABC評価】
高校名 | 打撃 | 守備 | 走塁・機動力 | 総合戦力 |
松山聖陵 | A | B | A | A |
新田 | C | C | C | C |
東予 | C | B | C | C |
土居 | C | C | C | C |
三島 | B | C | C | C |
今治南 | B | B | B | B |
今治東中教校 | B | C | C | C |
今治明徳 | C | C | C | C |
松山南 | B | C | B | B |
三間 | C | C | C | C |
大州農 | B | C | B | B |
新居浜高専 | C | C | C | C |
吉田 | B | C | C | C |
新居浜東 | B | C | B | B |
西条 | B | C | B | B |
南宇和・津島 | B | B | B | B |
大州 | C | C | C | C |
新居浜西 | B | C | B | B |
野村 | B | C | B | C |
松山商 | B | C | B | B |
宇和 | C | C | C | C |
伊予農 | B | B | B | B |
松山西中教校 | C | C | C | C |
小田 | C | C | C | C |
新居浜商 | C | B | B | B |
北宇和 | B | B | B | B |
新居浜工 | B | B | B | B |
小松 | B | C | B | B |
丹原 | C | C | C | C |
松山城南 | B | B | B | B |
伯方 | C | B | B | B |
今治北 | B | B | B | A |
川之江 | C | C | C | C |
伊予 | B | B | B | B |
東温 | C | C | C | C |
松山東 | B | C | B | B |
松山北 | B | C | B | B |
北条 | B | B | B | B |
新居浜南 | B | C | B | B |
帝京五 | B | B | B | B |
八幡浜 | B | B | B | A |
川之石 | C | B | B | B |
西条農 | C | C | C | C |
済美 | B | B | B | B |
内子 | C | B | C | C |
上浮穴 | C | C | C | C |
今治北高大三島分校 | C | C | C | C |
済美平成中教校 | C | C | C | C |
松山工 | C | C | C | C |
八幡浜工 | B | B | B | B |
弓削商船高専 | C | C | C | C |
宇和島南中教校 | C | B | B | B |
宇和島東 | B | B | B | B |
今治西 | B | A | A | A |
松山中央 | C | C | C | C |
三瓶 | C | C | C | C |
今治工 | B | B | B | B |
愛媛大付 | C | C | C | C |
聖カタリナ学園 | B | B | B | B |
選抜出場の松山聖陵、今春Vの今治西に総合A判定。
ですが、秋県大会を制した帝京五、春準Vの八幡浜、秋準Vの聖カタリナなどとの差はあまりありません。
あるいは、今治北、そして常連の済美の存在も今年は目立たぬながら不気味です。
古豪の宇和島東も確かな地力はあります。
愛媛は混戦と見てよいでしょう。
打撃部門の注目校:松山聖陵
四国大会初戦四国学院香川西戦で見せた一挙8点の集中打は見事です。
市川、田窪、折田、大村の上位打線は力があります。
また、四国大会で大当たりした8番後藤選手も夏にどのぐらい活躍してくれるか注目しております。
選抜では大分高校長尾投手に散発1得点に抑えられた借りを甲子園で返したいところです。
守備部門の注目校:聖カタリナ
浪花投手を中心にした守備は固いです。
今春の県大会では2試合で3失点です。
聖カタリナは実力校です。
秋は松山聖陵を準決勝で10-3、7回コールドで下しました。
四国大会初戦では明徳義塾と0-2の接戦を演じております。
春はベスト8で八幡浜に2-3と惜敗しました。
どれも失点は少ないです。
走塁・機動力部門の注目校:今治西
今治の攻撃は機動力を絡めた幅広いものとなっております。
特に注目は2年センターの山本英錬。
170cmと小柄ながら、セーフティバントや内野安打で出塁を稼げる左の俊足。
幅広い守備範囲で好守も見せます。
そして、心身のタフさも持ち味です。
5人の注目選手
愛媛大会の注目選手を5人選ばせていただきました!
松山聖陵:根本大蓮
#センバツ 松山聖陵・エース根本大蓮が7回からついにマウンドに上がる。キャプテン、センバツ出場校決定から今に至るまで様々な困難を乗り越えてここまで来たのだろうと想像する。甲子園のマウンドに上がる瞬間、帽子をとり一礼。見上げて、少し笑顔を見せた。さぁ、反撃開始。 pic.twitter.com/u0lhA3kA6a
— 汗と涙。夏の高校野球 (@gari_wasabi) 2019年3月27日
188cm89kgというかなり恵まれた体格。
右投げ右打ち。3年生。
MAX136kmの投手。
変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ。
そして、彼は打撃センスも高く、チームを投打から盛り立てます。
選抜初戦大分戦では途中登板で2イニング2失点と結果を残せませんでした。
春四国大会でも初戦の四国学院香川西戦、明徳義塾戦、ともに先発しながら序盤大量失点でKOされております。
なんとか夏に巻き返したいところです。
聖カタリナ:浪花鈴太郎
聖カタリナ、浪花君、ホームラン pic.twitter.com/Z5U5OWZljU
— try (@7lHcxwYKoAF2FBQ) 2018年5月5日
179cm68kg。右投げ左打ち。2塁手。3年生。
昨年末四国選抜に選出され、南カリフォルニア選抜との試合では4打数4安打3盗塁と圧倒的な活躍をしました。
松山聖陵:田窪琉風
センバツ出場校紹介⑱
【松山聖陵】
明徳義塾・馬淵監督の甥にあたる中本監督の初采配となる⚾️
打の中心は4番・折田。チームトップの11打点を記録した。三塁打3本の田窪にも注目!!
投手陣は下級生の平安山が四国大会で成長。主将でエースの根本にリレーする!#高校野球#熱闘#センバツ#松山聖陵 pic.twitter.com/BrtECCS8c2— 熱闘甲子園 (@nettoh_koshien) 2019年2月18日
遊撃手。3年生。
166cm65kgとかなり小柄な体格。
しかし、負けん気は強く、勝負強いバッティングが身上です。
チームの打点を大量に稼ぎ、昨年末の四国選抜チームにも選出され、クイーンズランド州選抜チーム相手にやはり2打点を挙げました。
田窪選手はお母さんに女手一つで育て上げられました。
春は甲子園で成長した姿を見せられましたが、夏もう一回、そして「できるなら1勝」の思いはあるはずです。
沖縄名護中出身です。
今治西:村上滉典
四国大会振り返り②
村上滉典
今治西/投手/左左
最速は140弱だが、スライダーやチェンジアップなどの組み合わせで三振を多く取れるタイプの投手。軸足が折れるのが早いかなと思いますが、昨年夏よりも制球が安定しエースの風格を感じました pic.twitter.com/9bBeqM9O1L— むかい@野球 (@base1211ball) 2019年5月10日
171cm63kg。左投げ左打ち。3年生。
MAX140km。
1試合あたりにたくさんの三振を取ることができます。
四国大会初戦富岡西戦では敗れはしたものの14奪三振は圧巻です。
それでいて死四球をほとんど出さないかなり精緻なコントロールを持っております。
打っては主軸を務める枢要選手です。
50m走は5秒9。
かなり高い運動能力を持っているようです。
今後、打者としても野手としても高い将来性を秘めた逸材です。
松山聖陵: 平安山陽
【2019年センバツ見どころ】2年連続となるセンバツの舞台に臨む松山聖陵▼現チームは主将でエースナンバーを背負う根本大蓮投手(写真・秦昌文)や昨秋の四国大会で好投した平安山陽投手ら力のある投手がそろいます▼そのほか松山聖陵の選手情報や戦力分析(文・寺下友徳)は本誌3月号をご活用ください pic.twitter.com/wkAr89vFoP
— 高校野球マガジン ホームラン (@homerun_henshu) 2019年3月26日
右投げ右打ち。2年生。
MAX141kmと大きく曲がるスライダーが武器。
平安山選手も沖縄出身。
松山聖陵には沖縄出身の選手がたくさんおります。
優勝候補はこの3校!
愛媛大会の優勝候補を3校に絞らせていただきました!
松山聖陵
4年ぶり2度目、そして春に続く連続出場を目指します。
実は、松山聖陵は今のチームで一度も愛媛を制したことはありません。
秋は3位。
四国大会に一気に勝ち進み準優勝したことを評価されて選抜出場を果たしました。
そのため春は四国大会の招待枠になり、県予選を戦っておりません。
ただ、スコアだけ見るかぎりは一番安定した力を感じます。
香川の強豪四国学院香川西も破っております。
投手では村上、平安山と2枚の看板があり、出場校の多い愛媛大会の連戦に強みを見せます。
今治西
4年ぶり14度目の夏を目指します。
攻守の要である村上選手の肩に大きな期待がかかります。
今春の愛媛大会では1試合あたり平均2点以下の失点という安定した守備も魅力です。
投打にとてもバランスが取れており、優勝にかなり近い学校と言えます。
また、今治西と言えば、2005年就任以来春7回夏5回甲子園出場に導いている名将大野康哉監督。
みずから選手に声掛けを押しまず、汗を流し、その熱血指導に定評があります。
今治西は25kmのロードワークなど、冬場の過酷な走り込みでも知られているのですが、そういった一体感の中で鍛え上げられた「耐えて勝つ」という信条通り、この夏も粘っこい野球でどれだけ沸かせてくれるか見ものです。
八幡浜
61年ぶり2度目の夏を目指します。
前回の出場は初戦敗退。
今春、県では突然ノーマークからの準Vです。
10-2松山南、3-2聖カタリナ、11-8今治北、3-6今治西
と投打にバランスの取れた戦いぶり。
八幡浜高校は元横浜大洋ホエールズの塩崎兼一氏ら、数多くのプロ野球選手を輩出しております。
また、スポーツジャーナリストとして有名な二宮清純氏もこちらの出身です。
まとめ
今年の愛媛はほぼ予想不能です。
聖カタリナ、今治西、今治北、八幡浜、帝京五などに実力があります。
そして、一番の優勝候補は松山聖陵、なのですが、冬の体罰問題によるチームへの影響がどこまで残っているかが懸念材料です。
監督と指導体制に直結する不祥事であるため根深いです。
実は昨今の愛媛教育界は野球のみならず、ほかでも不祥事、しかも、今有力とされている学校の多くで相次いでおります。
今年の選抜で何度も“サイン盗み”が話題となりました。
高校野球の特にエリートは言わずと知れた壮絶な「競争社会」です。
ちっさいころからリーグに入り、ポジション争い、各大会、そして、どこの学校・チームに入るかをうかがいあい、そこで勝ち残った一握りの人たちがああして活躍してます。
それが人間らしさであり、そこから強者がたまに現れるのも事実。
で、えてして発覚するまで逆にそれがカリスマだったりします。
ともかく、スポーツはこう言ったことで荒れると、競技パフォーマンスでも嵐がよく吹きます。
やはり、心技体というように、無縁ではいられないのでしょう。
松山聖陵もセンバツでは苦戦しました。
まったく予想していない学校が優勝する、という可能性はあります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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