【2019夏季高校野球】大分予選大会の優勝候補を予想!注目選手や戦力は?

第101回の夏の甲子園大会が待ち遠しいですよね。

今回は、大分大会の優勝候補について掘り下げていきたいと思います!

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夏予選大分大会の日程

 抽選会:6月19日

 公式戦:7月7~24日

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各高校の戦力

戦力評価【ABC評価】

高校名 打撃 守備 走塁・機動力 総合戦力
明豊 A B A A
大分工 A B A A
大分上野丘 A C B B
大分商 B C B B
臼杵 B C B B
陽志館 C C C C
日田林工 B B B B
大分西 B C B B
中津南 C B B B
国東高双国・宇佐産業科学 C C C C
日田三隈 C C C C
柳ヶ浦 B B B B
玖珠美山 C B B B
大分東 B C B B
日出総合 B C B B
国東 B C B B
別府翔青 B B B B
情報科学 B B B A
安心院 C C C C
日田 C C C C
大分国際情報 C B C C
大分豊府 C C C C
大分高専 B C B B
宇佐 C C C C
中津北 C C C C
津久見 C B B B
杵築 B B B B
由布 C C C C
大分南 B C B B
高田 C C C C
竹田 C C C C
三重総合 B B B B
藤蔭 B B B B
中津東 B B B B
大分雄城台 B C B B
別府鶴見丘 C C C C
大分東明 C B B B
鶴崎工 B C B B
大分 A B A A
大分舞鶴 B B B B
佐伯豊南 B C B B
日本文理大付 B B B A
大分鶴崎 C C C C
佐伯鶴城 B B B B

 明豊の打撃AというよりSです。

 センバツでも春の九州大会でもやはり打ちまくりました。

 もうひとつの春推薦枠大分高校も当然のA判定です。

 やはりここも打撃に自信があります。

 春の大分を制した大分工も打撃のチームです。

 九州大会では長崎から秋春連続出場をしている強豪の長崎商6-0の貫禄勝ちです。

 大分工に準決勝で善戦して敗れたのが大分舞鶴です。

 春県準優勝の情報科学も面白い存在です。

 そこと準々決勝で接戦の日本文理大付属

 さらには大分商も古豪復活に虎視眈々です。

 あるいは大分東明、大分上野丘もまた不気味なものを持っております。

すんなりと強豪が決めるのか、あるいは乱戦となるのか、大分は層が厚いだけに読みづらい興味を惹かれます。

打撃部門の注目校

 打撃注目校は明豊です!

 伝統の強力打線は今年も全国の舞台でまざまざと見せつけられました。

 九州大会でも鹿児島実業相手に打ちも打って11得点。

 ただ、3回戦の西日本短大付戦では制球力に自信のある好投手江崎に0封をされてしまいました。

 明豊打線の弱点がこのあたりに隠されているのかもしれません。

守備部門の注目校

 守備注目校は日本文理大付です!

 好右腕翁長を擁しております。

 春公式戦では4試合で5失点の安定した守備力。

 勝ち上がって全国区の強豪とどこまでやれるかに注目が集まります。

走塁・機動力部門の注目校

走塁・機動力注目校は大分工です!

 九州大会では代走の後藤、日高、大嶋が盗塁を成功させております。

 強力打線だけではない厚みのある攻撃を感じさせます。

 ただ、たまに走塁死も散見されます。

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5人の注目選手

大分:長尾凌我

176cm76kg。右投げ右打ち。3年生。

大分高校のエースです。

球速はMAXで130kmほど。

決して速くはないですが、切れ味のあるスライダーやシュートを巧みに織り交ぜ、抜群の制球力と、洗練された投球術で打者を手玉に取ります。

学業には非常に優秀で、「野球推薦なしで県内トップの進学校に合格できるほど」と監督は太鼓判を押します。

野球というスポーツの奥深さを思い知らせてくれるいい選手ですね。

たとえば、球審の判定も精緻に分析。

「今日は辛いな」とみなすと、コーナーワークを多少大雑把に、替わりに思い切りよく球を投げ込むように自分で調節ができます。

また、わざと3ボール先行させて打ち取る、という心理テクニックも。

そんな明晰さもあってセンバツではチームの初出場ながら強豪松山聖陵打線を1点完投におさえこむ見事な実績につなげました。

もちろん、「選抜で残した課題をまた返しに行きたい」という思いがあるでしょう。

大分: 江川侑斗

178cm75kg。右投げ右打ち。3年生。

遠投105m、2塁送球1秒85の強肩です。

チームのエース長尾投手とは小学校以来バッテリーを組んでおります。

そのため、相手のことをよく知りつくし、抜群のコンビネーションでチームを盛り立てます。

「(長尾投手の)決して速くない球でどのようにバッターをおさえるか、がキャッチャーの醍醐味」

 とのこと。

そういえば、今の阪神の矢野監督も

「(晩年の)下柳でどうおさえるのかがとてもやりがいがありました」

と言っておりました。

きわどい球をストライク判定に持ち込むフレーミングも得意。

打撃でも公式戦でコンスタントにハイアベレージをマークしております。

あこがれは球界の名伯楽野村克也氏です。

明豊:野邉優汰

 173cm68kg。右投げ左打ち。ショート、あるいは、サード。

キャッチャーも練習しております。 3年生。

明豊超強力打線の4番です。

出塁率が高く、小柄ながらパンチ力もあり、打点を量産します。

遠投100mの強肩も光ります。

明豊:薮田源

右投げ右打ち。外野手。3年生。センバツ計4試合で8打点。

昨夏まではほとんど出番がなかったのですが、打に開眼し、今はチームを代表する長距離砲です。

通っていた臼杵市下ノ江地区にある中学校は過疎のため閉校となってしまいましたが、薮田選手の活躍で地元は活気づいております。

日本文理大付: 翁長 佳辰

 177cm70kgのかなりすらりとした体形。右投げ左打ち。

かつて八重山商工を率い離島の名将とたたえられたチームの監督伊志嶺吉盛氏と同じ石垣市出身です。

セットポジションのなめらかなフォームからMAX143kmの直球とスライダー、カーブ、チェンジアップを投げわけます。

打力にも光るものがあり、投打にわたってチームを盛り立てます。

優勝候補はこの3校!

明豊

 ここ10年で4回出場し、大分の高校球界をリードしております。

そして、出れば毎度のように全国を震撼させる強力打線は今年も健在です。

ただ、忘れてならないのがセンバツでも1試合あたり失点2.5だった守備力の高さ。

ともに最速140km超を投げる小柄な若杉と、とても大柄な大畑左右ダブルエース。

そして龍谷大平安戦で快投を見せた寺迫も加わり、そのかなり高い総合力はすでに実証済みです。

大分

 明豊に遜色ないほどに春季の九州大会に結果を残した大分高校。

小林西(宮崎1位)や福岡大大濠(福岡3位)を壮絶な打撃戦の末、寄り切りました。

準決勝では今夏全国規模の優勝候補の一角である興南(沖縄1位)に5-7

興南の怪腕宮城投手は終盤2イニングの登板だけという参考ですが、その存在感を示すことはできました。

やはり大分高校一番のキーは長尾-江川のバッテリーです。

彼らの頭脳野球でいかに他校を崩してゆくか。

春の九州大会では8失点、7失点、10失点と守備力に伸びしろを大いに感じます。

また、大分高校の選手のほとんどが地元大分中学リトルシニア(旧・大分明野リトルシニア出身です。

おたがいに気心の知れあった結束がこのチームの強みなのでしょう。

大分高校は過去2度の夏出場があり、まだ初勝利を果たしておりません。

「ぜひこのたびは」という機運も盛り上がっているでしょう。

大分工

ソフトバンクの強打者内川聖一の母校です。

前回の出場が1993年。

23年ぶりの悲願達成の現実味をいよいよはっきりととらえつつあります。

激戦の大分大会、選抜出場の明豊、大分に待ったをかけるその最右翼が今春県大会を制した大分工です。

初戦から15点、12点、12点、3点、10点とトップ2に負けない豪打。

大分工の山本一孝監督は88年川崎憲次郎投手を擁して全国ベスト8にまで勝ち上がった時の津久見高校出身。

公立校を次々強豪校に変える名将として辣腕をふるっております。

まとめ

 選抜出場の明豊、大分2校がやや上回っております。

 が、大分工、情報科学、日本文理大付属など、それぞれに個性的な長所を持ち、総合力の高い学校が多く、激戦が予想されます。

 実際、ここ10年の夏、大分は6校の出場校を輩出しております。

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