【2019夏季高校野球】奈良予選大会の優勝候補を予想!注目選手や戦力は?

2019年の夏の高校野球はどんなドラマがあるのか楽しみですね。

本記事では、奈良大会の優勝候補について掘り下げていきたいと思います!

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夏予選奈良大会の日程

 抽選が7月1日

 公式戦は順調にいけば、7月13~28日の日程で、橿原市にある佐藤薬品スタジアムで全試合行われます。

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各高校の戦力

戦力評価【ABC評価】

高校名 打撃 守備 走塁・機動力 総合戦力
天理 A B B A
奈良情報商 B C C C
奈良朱雀 B C C C
畝傍 A B B B
西大和学園 C C C C
橿原 B C C B
奈良高専 B B B B
五條 B B B B
添上 B B B B
登美ヶ丘 C B B B
智弁学園 A A A A
西の京 A B B B
香芝 B B B B
青翔・二階堂・吉野・山辺 C C C C
大和広陵 B B B B
十津川 C C C C
一条 B B B B
平城 B B B B
郡山 B B B A
高田 B B B A
橿原学院 B B B B
天寺工 C C C C
関西中央 B B B B
磯城野 B B B B
高円 B C B B
女子大付 C C C C
大淀 C C C C
大字陀 C C C C
生駒 B B B B
高取国際 B B B B
高田商 B B B B
御所実 B C C C
法隆寺国際 B B B A
西和清陵 B C B B
奈良 C C C C
奈良北 C B B B
奈良大付 B C B B
帝塚山 C C C C
桜井 B B B B

 智弁が圧倒していることがお分かりいただけると思います。

 他の有力校は天理、郡山、法隆寺国際、高田、高田商、関西中央、登美ヶ丘など。

 また、春季大会では奈良高専が創部以来初のベスト4進出を果たしております。

 奈良高専と言えば、国立、そして名物の学生監督(高専上級生が監督にあたります)。

 夏、大旋風の再来に期待が高まります。 

打撃部門の注目校

打撃部門で最も注目なのは智弁学園です。

春季県大会においては最低でも6得点。近畿大会では智辯和歌山との壮絶な打撃戦を9-7で制しました。藤村、塚本など、タレントはかなり豊富です。

守備部門の注目校

守備部門で最も注目なのは智弁学園です。

エース右投げ技巧派の山本奨人は中学時代日本代表に選ばれた実績があります。

そして、右投げの小畠一心1年ながらすでにMAX143kmを投げる逸材。

さらに、かつて全国を勝ち取ったほどの“粘りある”“勝負強い”伝統の守備力には定評があります。

ただ、今春における幾分の失点が気にかかります。

走塁・機動力部門の注目校

走塁・機動力部門で最も注目なのは智弁学園です。

選手のほとんどがシニアなどで全国・世界クラスの活躍経験があります。

今春の時点で、完成度が他を圧倒しております。

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5人の注目選手

奈良大会において注目選手を5人選抜させていただきました!

ぜひ注目して追ってみてください^^

天理:内山陽斗

右投げ左打ちの内野手。

身長167cmと小柄ながら、全日本U-15の代表選手

名門羽曳野ボーイズ出身の1年生。

春の巻き返しを期す天理の起爆剤となるでしょうか。

智弁学園:藤村健太

身長182cm、体重94km。右投げ右打ち。

凄まじいパワーを誇る“岡本和真2世”。強力智弁学園打線の要。

2019ドラフト候補の一人。一塁手。

このようにマウンドでは絶対に相手にしたくない恐怖のバッターですが、普段はかなりおっとりした性格との評判です。

智弁学園:小畠一心

 今年の奈良の1年生は豊作です。

こちらもU15日本代表投手。

右投げ183cmの長身からMAX143kmの速球を投げ込みます。

春季では3回戦高田商を73安打0封。

近畿大会では敗れはしたものの強豪近江相手に85安打無失点の好投を見せております。

また、打撃にも非凡な長打力ある二刀流です。同世代にスターが多い“大阪桐蔭の打倒”を目標に掲げております。

智弁学園:塚本大夢

右投げ右打ち。三塁手。

2年連続、しかも今春だけで2度、つまり計3度のサイクルヒットを達成。

50m59の俊足、そして、ポテンシャル。昨春5試合5本塁打のパンチ力もあり、付いたあだ名は“智弁の核弾頭”。

昨夏不調の雪辱は成るでしょうか。チーム浮沈のキーマンの一人です。

智弁学園:浅野皓星

中学時代、野茂英雄にJUNIOR ALL JAPANに選ばれ、米国遠征で主軸として打率4割超の大暴れをいたしました。

1年生ながら智弁学園の層厚い主力に割って入り、どこまでの活躍ができるのか見ものです。

優勝候補はこの3校!

智弁学園

 平成元年の代表校。

 そして、令和初もやはりここなのでしょうか。

 今春の時点において他を圧倒しております。

 県大会では準決勝の高田戦で6-1

 そのほかの試合はすべてさらなる一方的大勝利です。

 近畿大会でも和歌山との智弁対決を制し、近畿大会優勝校近江をあと一歩まで追い詰めました。

 近年、智弁学園は夏の実績から遠のいております。

 全国にむけては主戦2人を中心に、さらなる守備力の安定と勝負強さを見せてほしいところ。 

すでに名将として評価されつつある小坂政商監督にも期するものは相当あるはずです。

また、今年の智弁学園は1年生に大変な逸材がたくさんおります。

 彼らの活躍を見ながら将来を眺めるのもまた楽しみ方のひとつ。

 3年生山本と1年生で春に実績を残した小畠によるエース争奪戦も、他人事で申し訳ありませんが、やっぱり気になりますね。

 天理

 昨秋の時点では奈良は天理が圧倒しておりました。

 近畿大会においても初戦で龍谷大平安と激突することになってしまい、序盤の大量失点が響き、後半の着実な追い上げもあと一歩及びませんでした(スコア3-4)。

 このままいけば今年は天理、全国の頂上すらねらえる、はずだったのですが、今春のブレーキは気がかりです。

 なんと準々決勝でコールド負け。

 投打において秋の地力が見られません。

 ただし、眠っているものが爆発すると智弁も安閑とはしてられません。

 本来、天理は名門。

 中村良二監督は天理全国初V時のカリスマ主将であり、元プロ野球選手です。

 チームメイトとして近鉄の投の柱として活躍した山崎慎太郎氏が投手コーチを務め、このあまりに手厚い指導体制はおととしの全国準決勝進出の原動力ともなっております。

 今年の夏もこの両校による壮絶なしのぎあいを期待している奈良高校野球ファンは多いはずです。

 まず楽しみは1日の抽選会ですね。

 天理はノーシードなのですよ。

 天理がどこに入るのかで大会全体の様相がガラリと変わってくる可能性があります。

 余談ですが、天理は高校球界における「選手の自主性野球」の先駆け的学校のひとつです。

 全国初V時代、練習試合では、よその学校みんながゴリゴリだったのに天理の選手たちだけはのんびり木陰で休んでおり、「こいつら何なってんだ?」と思われていたようです。

 練習中に音楽BGMをかける、という試みもやっておりました。

 今やどこでも当たり前ですが。

 そしてこの時代に、選手たちの練習カリキュラムを組んで監督に提出していたのが中村良二元主将です。

郡山

 かつて知将として全国を恐れさせた森本達幸監督(後に大阪桐蔭の総監督に)。

 その名門復活の足音が着実にせまりつつあります。

 今春の県大会準々決勝では天理を10-28回コールドで圧勝。

 その後も勝ち進んで結果準優勝

 さらに近畿大会ではMAX148km注目の剛腕上田大河擁する大阪第1代表・大商大高から大量10点を奪い撃破(10-7)。

 今夏も上位2校をおびやかすダークホースとして存在感を増しております。

 全国で「郡高音頭」をまた聞きたいですね。

まとめ

 順当に行けば智弁が圧倒。

 対抗馬の底力を秘めるのが天理

 不気味な郡山

 そして、法隆寺国際、高田、高田商・関西中央などの躍進も期待されます。

 また、奈良は応援にオリジナリティあふれる学校が多いことで知られております。

 今や全国になくてはならない「アフリカンシンフォニー」は智弁発。

 「わっしょい」「ファンファーレ」「ラブミーテンダー」「セントポール」「オブラディオブラダ」などの天理。

 「郡高音頭」「エルクンバンチェロ(郡山発だと思います。郡山より前にやっていた学校を知りません)」の郡山。

 昨夏は千葉ロッテ応援の伝説的作曲者ジントシオ氏によってささげられたオリジナル応援曲「青のプライド」が悲願の初出場を果たした奈良大付高のアルプスから響きわたりました。

 ほかの学校もかなり趣向を凝らした応援で球場を盛り上げてくれます。

 今年の奈良大会がどのようになるのか、そして、全国でどのようなドラマを巻き起こしてくれるのかは楽しみです。




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