[chat face=”yagyu.png” name=”ヤギュウくん” align=”left” border=”green” bg=”none” style=”maru”]クリーンアップって言われている打順は好打順だということは分かるんだけど、他の打順の優劣ってあるのかね?[/chat]
[chat face=”kyukancho.png” name=”キューちゃん” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=”maru”]たしかに1番から5番は特長が分かりやすいけど、6番から9番って正直よく分からないよ。[/chat]
[chat face=”yagyu.png” name=”ヤギュウくん” align=”left” border=”green” bg=”none” style=”maru”]特に6番と9番ってどっちがすごいのか難しいところだよね。[/chat]
素朴な疑問に答えるべく、6番と9番は一体どちらがすごいのか検証していきたいと思います!
過去に参考記事も書きましたのでぜひご閲覧ください。
【経験談】6番から9番になった出来事
筆者は中学時代、新チームになりたての頃は6番を打っていました。
それが最終的には9番として落ち着いたのですが、それまでの経緯を語っていきたいと思います。
しばらくの間、6番として打席に立って試合に出ていたのですが、なぜ自分が6番なのか深く考えてみました。
深く考えてみる間もなく、すぐにその答えは出てきました。
1番から5番のチームメートと自分の打力を比較しても到底かなう気がしなかったということと、7番以降の人たちにはバッティングにおいては絶対勝てるという自信があったということ(ごめんよ!)。
この二つの理由から自分が6番に置かれている所以だと思いました。
だとすると、自分のバッティングはかなり半端モンじゃないか!ツッコミが入るわけです。
単純に考えたら、試合に出ている9人のうちの6番目の打力ということですからね。
そんな筆者の中途半端な実力はすぐに試合の結果として表れるようになり、ヒットが全然出ない試合が続いたのです。
7番、9番を打っていた選手たちもなかなか打つことができずに苦労していて、ついにコーチから
「これ以上打てなかったらスタメンから外す」
みたいなオドシが入ったのです。
8番の選手も打てていなかったのですが、チームで一番守備が上手いだろうということでバッティングに関しては目をつむっているような雰囲気でした。
コーチのオドシのようなセリフを横で聞いていた筆者もビクビクしていました。
いつその言葉が自分にも降りかかるのだろうと思っていたら、案外早く、そのセリフを吐いた10秒後には自分にも矛先が向きました(笑)
「ラック(筆者)、お前も他人事じゃないからな」
と。
その言葉をかけられてから、なんとなくビクビクしていた感覚が、ハッキリとした明確な危機感へと変わっていったのを強く覚えています。
この状況をなんとか打破しないと!(;´Д`)
と思った筆者は、咄嗟にコーチにこのように言いました。
セーフティバントをしてもいいですか?
わざわざ聞かなくてもいいことだと思うかもしれませんが、バント一つをサインなしでやるのは勇気が必要でした。
今思えば、筆者は完全にゆとり教育を受けてきた世代の典型的タイプだったと感じております。
コーチは、
「できると思ったらやったらいいじゃねえか(笑)」
と別に聞く必要もないだろと苦笑いしながら、許諾してくれました。
コーチの反応を見て、ちょっと恥ずかしくなったのですが、これで心置きなくセーフティバントができると思って、プレッシャーが吹き飛んだのです。
これだけ聞くと、セーフティバントをしてもいいかと聞いたのも思いつきで言ったように聞こえるかもしれませんが、以前からずっとやりたかったのです。
というのも、コーチの息子も2番バッターとしてスタメンで出ていて、その選手はバントが得意でした。
コーチも息子のバントを絶賛するほど上手かったし、筆者から見ても確かに上手いなーと思っていました。
しかし、私は内心バントの技術だったら自分も負けていないという自信はあったのです。
それは父親と猛特訓してバント技術を磨いてきた根拠があったから。
だけどあまりにもコーチが息子のバントをべた褒めするから、ちょっとアピールしにくかったのです。
今思えば、全然そんなこと気にしないでアピールしていけば良かったのですがね。
コーチの息子は左バッターということもあり、よくセーフティバントをしていたのですが、足が特別速いわけでもなかったので成功率はけっこうマチマチでした。
筆者は足の速さには多少の自信が出てきたところだったので、セーフティバントをしている姿を見るたびに自分だったらセーフになるんじゃないかとずーっと心の内に秘めていたのです。
平素から内に秘めていたのものがコーチの勧告を受けた時に咄嗟に出たのです。
初めて挑戦してみたセーフティバントは見事に成功!
そこから、コーチが私を見る目が変わったのです。
その日から私も自信が出てきて、毎打席セーフティバントをするようになりました。
すると、違う日の試合でいきなり9番としてスタメン出場するようになりました。
私はてっきり9番に降格してしまったとスタメン発表されてから落ち込んでいたのですが、その様子を見たコーチが
「ラック、お前は昇格だ!」
と力強く言ってきたのです。
あの言葉はすごく嬉しかったですね。
慰めでもなく本気の言葉だと気づいたのは、それ以降の試合はずっとスタメンで出場できたことで確認できました。
自分の個性を磨いて、チームでの立ち位置を見つけた時に実を結んだ結果となりました。
この体験談だけを聞くと、6番よりも9番のほうが好打順のように思えますが果たして本当にそうなのでしょうか?
6番の方が好打順とする説
6番を好打順と考える人も多いです。
6番からの好打順で逆転!そして優勝だー!
— バロン塚本 (@satsat) October 3, 2009
よし 好打順の6番からや!!
— ラル隊長 (@raru_whisky) May 6, 2018
西武は6番からが好打順で秋山で絶好のチャンスになる。浅村までがチャンス。おかわりと救世主はトドメに一発放り込んどきますねな存在。
— あわぬこ (@AwaCat2024) August 20, 2017
野球観戦をしていると6番からの攻撃はチャンスと捉えることもできます。
実際に西武ライオンズは今シーズン、本塁打王にもなったことのある強打者・中村剛也選手を6番に置いていました。
9番の方が好打順とする説
9番を好打順と認識している人も多くいました。
https://twitter.com/frudralions/status/1045901377510109184
https://twitter.com/CaptainJohkid/status/1044549395071389697
9番からの好打順からで三者連続三振だと…?
— Saori (@sor125i) September 24, 2018
ピッチャーからも恐れられるバッターを9番に置くケースもよく見受けられます。
結論的には6番と9番はどっちがすごいの?
[chat face=”kotori.png” name=”コトリさん” align=”left” border=”red” bg=”none” style=”maru”]結局、6番と9番はどっちが好打順なんだよ!?[/chat]
6番と9番は結局どっちがより好打順なのかという疑問に関して、結論から言うとチームの戦略によって変わるというのが正しいです。
またどちらも好打順とする場合でも、6番と9番には求められる結果が異なってきます。
6番はどちらかというと一発が期待され、
9番はどちらかというと出塁が期待されます。
超攻撃型重視のチームならば6番のほうが好打順と言えそうですし、
チームバッティング重視のチームならば9番のほうが好打順とするケースが多いと思われます。
まとめ
今回は、
- 【経験談】6番から9番になった出来事
- 6番の方が好打順とする説
- 9番の方が好打順とする説
- 結論的には6番と9番はどっちがすごいの?
について紹介・解説をしました!
どの打順も選手の個性を見出して活かせるのが指導者の腕の見せどころです。
優劣がつきにくく、各打順で輝ける舞台を作ってあげることを大切にしてきたいですね。
それではまた会いましょう。