攻撃において重要になってくるのが打順。
点が取れるように選手の能力や技量を見極めて、適切に打順を組んでいかなければなりません。
1番バッターはどんな役割を持つ打順なのか解説していきたいと思います。
ただし、必ずしも当てはまっているとは限らず、研究が進むにつれて打順の意味も変わってくることもあります。
あくまで一般的な定説を述べたいと思います。
1番バッターの特性
打線の切り込み隊長となる1番バッター。
試合には流れというものがありますので、先制点をとってムードを作っておきたいところです。
1番バッターはとにかく塁に出て、後続のバッターにつなげることを考えなければなりません。
塁に出れないにしろ、粘って相手ピッチャーの球種の把握をしたり、揺さぶりをかけたりとにかく相手の情報を引き出す役割をしてもらいたいです。
初球を打つことはあまり望まれませんが、初球を打ってヒットやホームランが出るならむしろ打った方がいいです。
チームの攻撃に口火を切る役割なので、勢いをつけるプレーが必要とされます。
1番バターに向いている選手
出塁率の高い選手が向いています。
特に足の速い選手が1番に置かれることが多いですね。
内野安打の確率も高くなり、打ち損じても塁に出れる可能性が高くなりますので。
また、先頭打者なのでランナーがいない時の打席が必ずありますから、サインが出されることは稀です。
自分の頭で考えてプレーを判断できる自主性のある選手が向いていると言えるでしょう。
チームの攻撃の勢いを作ってほしいので、委縮せず、思い切りの良い選手が適任だと思います。
実際に1番の打順に入ってみた時の体験談
主に高校野球をやっている時に1番を打っていたのですが、初球をど真ん中に投げてくるピッチャーがいるとだいぶ焦ります。
甘い球が来たら打てばいいのですが、打ち損じたらチームの勢いをつけるどころか、初球から手をだしやがってみたいな雰囲気が出るので(笑)。
粘ってヒットを打った時はだいぶチームは盛り上がります。
粘って凡退したらすぐにベンチに相手ピッチャーの球種やら球威とかの所感を伝えていました。
1番打者は相手の情報を掴んでいち早くチームに伝えるのも役割です
1番バッターといえば思い浮かぶ選手
プロ野球で1番打者が似合う選手はこんな方たちだな独断と偏見で選んでみました
大谷翔平
【朗報】大谷翔平、単打を一本打っただけで絶賛されてしまう https://t.co/W2POK88osZ pic.twitter.com/r9twKshXb4
— 野球速報ハチQ ~89~ (@yakyu89_news) September 20, 2018
打撃と投手の二刀流で野球界に革命を起こした選手です。
実は足も速く、出塁率も高いんです。
一部のマスコミでは走塁も入れて、三刀流なんてことも言われていますよね。
日ハム時代、先頭打者初球ホームランを打った時は感動の嵐でした。
メジャーで活躍中の大谷選手ですが、毎年必ず大記録を立てるので楽しみですね!
現在、指名打者としての出場がメインですが、守備の機会もぜひ見たいものです。
大谷選手のクッション技術は外野手からしてもかなり上手です。
野球の申し子とはまさに大谷選手のことですね。
高橋由伸
監督批判が多いのはこの3年の実績では仕方ないのかもしれない。ただ私はそれでも今一度思い出したいこの男のこの背中を。巨人ファンなら誰もが励まされ奮起し感動をもらい歓喜した。私は高橋由伸の胴上げがみたかった。なにもかもが早過ぎたやはり経験不足と即一軍監督は甘くないと痛感した。#巨人 pic.twitter.com/LeR5WL58G1
— GIANTS@TOKYO♡ (@GIANTSTOKYO2) September 19, 2018
現在は巨人の監督を務めています。
現役時代、ホームランバッターのイメージが強いですが、闘志がみなぎるプレーでチームをけん引していました。
先頭打者として巨人打線に勢いを付けてくれていた選手です。
ウルフという名で呼ばれるくらい、覇気あふれるプレーでファンを楽しませていました。
選手で輝きを放ったように、監督での躍進もそろそろ来るのではないでしょうか!
期待しています!
赤星憲広
赤星憲広 公式戦出場2001~09 1127試合 打率.295(4330-1276) 1本塁打 215打点 381盗塁 664三振 pic.twitter.com/XHK4X0wxug
— 阪神タイガース歴代選手成績bot (@twbotno1) February 17, 2019
身長は低いものの、持ち前の足の速さを活かして、塁に出ては次の塁を積極的に狙っていく選手。
出塁したら自動的に二塁打と同じ状況にしてしまいます。
力が無くても、走力で全てをカバーして、プロ野球界でも記録と記憶に残す活躍をしました。
現在スポーツキャスターとして活躍中。
ハキハキしたトークで見ていて面白いです。
青木宣親
青木 宣親
531試合 .287(1963-563)
24本塁打 156打点 81盗塁
※2015年度シーズン終了時までMIL(2012-2013)
KC(2014)
SF(2015)
SEA(2016-)pic.twitter.com/zoZuPL8BOu— MLB選手通算成績bot@成績更新中 (@mlb_player_bot) February 23, 2019
メジャー経験もあり、器用。
試行錯誤を繰り返し、頭を使って打席に入っている印象のある選手です。
身長は低めですが、ホームランも打てるし、クリーンアップにも置いておきたい選手でもあります。
メジャーでは消化試合であるものの、ピッチャー登板という自身の夢も実現させました。
あの時は嬉しそうでしたね。
山田哲人
今シーズン、自身3回目となる打率3割、ホームラン30本、30盗塁をクリアする「トリプルスリー」を達成したヤクルトの山田哲人選手は、プロ野球史上初の功績をたたえられ、セ・リーグから特別表彰を受けました。 https://t.co/4JP13P5RRv
— NHKスポーツ (@nhk_sports) November 27, 2018
トリプルスリーを達成した山田選手。
走攻守共に揃っている野球選手ならだれもが羨むのではないでしょうか。
バットに当たれば出塁、芯に当たれば一発が出る選手なので、1番バッターにはもってこいです。
3番バッターの向いている選手としても紹介している選手です。
https://nekkyu89.com/batter-three
成績を見る限り、まだ衰えを感じさせないフレッシュな選手なので、まだまだトリプルスリーの可能性は高いです。
期待が高まりますね。
まとめ
野球はいかに出塁してホームに返すかのスポーツです。
9人全員がホームランを打てれば出塁する必要もありませんが、そんなチームは存在しません。
出塁しなければ点はとれませんから、試合の中で一番打席が回ってくる1番バッターはとにかく出塁して点に結びつくプレーをしていきましょう。
それではまた会いましょう。