昨年の甲子園大会で準優勝を成し遂げた金足農業を初めとする秋田県。
今年は全45チームの出場となりました!
秋田の新時代の目玉選手はいるのかどうか?
そんな今年の秋田県大会について紹介していきたいと思います。
夏予選秋田大会の日程
- 7月10日(水)開会式
- 7月20日(土)決勝戦・閉会式
各高校の戦力
戦力評価【ABC評価】
高校名 | 打撃 | 守備 | 走塁・機動力 | 総合戦力 |
金足農業 | C | B | C | C |
秋田北鷹 | B | C | C | C |
大曲農 | B | C | C | C |
秋田中央 | A | B | B | A |
能代 | A | B | B | A |
大館国際情報学院 | C | C | C | C |
雄物川 | C | C | C | C |
秋田商 | B | B | B | B |
角館 | B | B | C | B |
男鹿工 | C | C | C | C |
大館桂桜 | C | C | C | C |
大曲工 | B | B | C | B |
花輪 | B | C | C | C |
能代工 | B | C | C | C |
新屋 | C | C | C | C |
大曲農高太田 | C | C | C | C |
分校・雄勝・矢島 | C | C | C | C |
秋田修英 | B | A | B | A |
男鹿海洋・能代西・二ツ井 | C | C | C | C |
十和田 | C | C | C | C |
六郷 | C | C | C | C |
由利 | C | C | C | C |
大曲 | B | C | C | B |
由利工 | B | C | C | C |
仁賀保 | C | C | C | C |
秋田 | B | C | C | C |
湯沢翔北 | B | A | B | B |
湯沢 | C | C | C | C |
西仙北 | C | C | C | C |
秋田工 | C | C | C | C |
西目 | B | B | C | B |
横手城南 | B | C | C | C |
羽後 | C | C | C | C |
能代松陽 | B | B | C | B |
大館鳳鳴 | B | C | C | C |
本荘 | B | B | C | B |
秋田南 | C | C | C | C |
五城目 | C | C | C | C |
秋田高専 | C | C | C | C |
横手 | B | C | B | B |
増田 | C | C | C | C |
横手清陵学院 | C | C | C | C |
平成 | B | B | C | B |
秋田西 | B | C | C | C |
明桜 | A | B | A | A |
打撃部門の注目校:秋田修英高校
主に1番打者を務める菅凛汰選手をはじめ、主砲の工藤音弥選手に、U-18野球ワールドカップ日本代表の一時候補にも選ばれた西岡海斗選手も連なる強力な4、5番と一振りで試合をひっくり返す力を持っている選手が並んでいます。
秋季大会もその自慢の打撃力を軸に打ち勝つ試合が多かったが、春季大会は自慢の打撃力が影を潜め、まさかの2回戦敗退の結果に。
しかし本来の攻撃力は、西岡選手、工藤選手以外の前を打つ選手も、打撃力には定評がある選手ばかりなので全体の打撃力も高めです。
その打撃陣で秋季大会を打ち勝ったチームに要注目です。
守備部門の注目校:明桜高校
春季大会では背番号1を背負ったエースの佐々木湧生をはじめ、技巧派の工藤泰成も控える投手陣。
また期待の1年生、風間球打もしっかりと計算できる投手であり3人の好投手を抱える、厚い投手陣を軸に守備からペースを作っていくチームです。
走塁・機動力部門の注目校:横手高校
春季大会では強豪、秋田修英高校を撃破するなど、足も絡めた1イニングの爆発力を控えているのが横手高校です。
秋季大会では、昨年の甲子園大会準優勝の金足農業も撃破しており、勢いに乗っているチームです。
つぼにはまった時の塁上の選手の動きには注目してみるのも面白いと思います。
5人の注目選手
本大会で注目すべき選手を5人選ばせていただきました!
秋田修英:西岡海斗
高校野球 秋田修英の西岡海斗投手 日本代表候補合宿で存在感 https://t.co/u3aaicnTVH pic.twitter.com/h9YKFJZxL5
— 高校野球ニュース (@Kokoyakyu_News) 2019年4月25日
秋田県で1番注目を集めているといっても過言ではない、秋田修英高校の西岡海斗選手。
U-15野球ワールドカップの一次候補選手でもあり、左腕ながら140キロ台のキレのあるストレートを駆使し、三振も取れるエースピッチャーです。
その一方身長は172センチと小柄でありながらチーム内では5番打者として打撃面でも大きな期待を背負っています。
また変化球のレベルも高くスライダーを低めに集めるのを得意とし、コースへの出し入れも得意としており、制球力もいいところも魅力です。
クイックやフィールディングなどの、守備面でも安定した動きができるのも大きな魅力で、その点でもプロのスカウトからは評価をされています。
全体的の能力がとても高い選手となっているので、今大会の注目選手であります。
秋田修英:工藤音弥
【第65回春季東北地区高校野球秋田県大会】
秋田修英 工藤音弥(1年、秋田市立桜中学校/秋田リトルシニア)
2017/5/29 pic.twitter.com/DmmZpeEDGr— チョコパン (@smalto19) 2017年5月29日
秋田修英高校の主砲であり、4番を任せられている強打者。
4番としての勝負強さもありチームの大黒柱という選手でもあります。
エースの西岡選手の前の打順を打つバッターとしても、状況に応じたバッティングもでき器用さも伺えることから秋田修英の攻撃の要といっても過言ではありません。
明桜高校:佐々木湧生
#高校野球 #東北大会 は10日 #明桜(#秋田)が右腕 #佐々木湧生(2年)の7安打2失点完投劇で #鶴岡東(#山形)を3―2で破り、優勝した87年以来32年ぶりの決勝進出を果たした。こちらも熱戦の模様を明日11日の #ニッカン6県版 で詳報します pic.twitter.com/3wERMOugBG
— 日刊スポーツ新聞社東北取材班 (@nikkan_tohoku) 2019年6月10日
名門、明桜高校のエースの佐々木湧生選手。
球速も常時140キロ近く記録し、流石名門高校のエースといったところです。
スライダーを得意とし、ストレートとスライダーの組み合わせで空振りを奪えるのが一番の魅力で、試合を投げきるスタミナも兼ね備えたタフな投手です。
明桜高校:風間球打
昨日先発した1年生、風間球打(きゅうた)くん
ナイスピッチングだったみたいですね‼️先輩たち頑張れよ⚾️#明桜高校野球部#春季東北大地区高校野球 pic.twitter.com/G7nRtHEL93
— Believe (@sisinji) 2019年6月7日
良い選手が集まる明桜高校で、1年生ながら活躍している本格派右腕。
弱冠16歳ながら182センチ80キロと身体も出来上がっていて、今後もとても楽しみな選手です。
ストレートとカーブを得意球としておりストレートは130キロ後半を記録し、100キロ台のカーブでタイミングを外すという器用なピッチングを展開できる投手です。
横手高校:原陸
H30年度秋季県南リーグ戦
2018.8.11 横手-大工 横手①原陸くんカッコイイシリーズ
(1枚目めちゃくちゃカッコよくない??) pic.twitter.com/W1eKGKOixs— やちこ (@yachi4510) 2018年8月11日
横手高校の長身右腕として密かに注目を集める原陸選手。
全国的には無名であり、あまり大きなスポットライトは浴びていないが、182センチの長身から繰り出し力のある球で、チームを秋田県大会2位と導きました。
素材としては面白い選手でもあり個人的には注目をしています。
夏大会に向けてしっかりと調整をし、万全な状態で迎えられれば手がつけられなくなるかもしれません。
今後の成長が楽しみな選手の一人でもあります。
優勝候補はこの3校!
秋田大会の優勝候補を3校にしぼりました!
明桜高校
一番の優勝候補としてはやはり明桜高校を挙げさせていただきます。
春の東北大会準優勝と直近の大会でもしっかりと成績を残しており、佐々木、工藤のエース級の二枚看板がとても強力で相手打線をしっかりと封じ込めることが出来ると思います。
また期待の一年生の風間球打選手も一線級の活躍も見込め、この投手王国を崩すのは、手を焼くと思われます。
しかし、一番の理由といってもいいのが競り勝てる勝負強さだと思います。
春季大会も、東北大会も接戦をモノにしている試合が多く、選手達の精神力はものすごいものだと思います。
夏大会といえば灼熱の会場内で、体力の消費が激しく、精神的な勝負も必要となる中、この精神力をもっている明桜高校は他校に比べると大きくリードすると思います。
能代高校
次に能代高校を挙げさせてもらいます。
春季大会では台風の目となり、準優勝をした能代高校。絶対的エースや打撃の軸となる主砲はいないもののチームワークの良さを駆使して勝ち上がるチームであると思います。
しかし全体的の能力は高く、少ない失点で勝ち上がり、王者の明桜高校とも接戦を繰り広げるなどの力ももっており、チームとして優勝候補としてみても良いと思います。
東北大会では精彩を欠き、まさかの一回戦で敗退となってしまったこともあり、大舞台での慣れがないように見えるのが不安な点であります。
リラックスした状態で大会を迎えることができればもちろん優勝の文字も近づいてくると予想をしております。
秋田修英
春季大会ではまさかの地区予選二回戦負けを喫してしまった秋田修英高校。
目玉選手の西岡選手をはじめ、工藤選手の両選手を軸とした強力な打撃陣で打ち勝つ野球を実現できるかがカギとなると思われます。
しかし実績も地力もある高校なので、プレッシャーを感じずに本来の力をしっかりと発揮できれば勝負の行方はわからないと思います。
その中でも西岡、工藤選手以外の選手達が相手の投手陣にどこまで喰らついていけるかと、難なく守備をこなせるかが大注目です。
まとめ
秋田県大会は実力の差がかなり拮抗しています。
秋季大会の上位チームが春季大会では地区予選負けとかなりの大波乱が起きており、夏大会でも春季大会のような大波乱も多く見られるかもしれません。
全てを加味して明桜高校が一枚上かという状況ですが、その日の選手の調子次第では大どんでん返しもありそうです。
候補に挙がっていない高校でも、勢い次第では上位進出もありえる展開はとても楽しみですね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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