延長戦になっても決着がつかず、試合がどんどん長くなる――。それを防ぐために生まれたのがタイブレークです。高校野球の甲子園でもおなじみになりました。
この記事では、タイブレークのしくみ、高校野球とメジャーリーグ(MLB)のちがい、記録のつけ方の注意点を解説します。
タイブレークとは?
タイブレークとは、延長戦で、あらかじめ塁に走者を置いた状態から各回の攻撃を始めるルールです。得点が入りやすくなるので、試合が長引くのを防げます。
高校野球・MLBなどのちがい

高校野球:10回から無死一・二塁
高校野球では、2023年の春から、延長10回以降は無死一・二塁から攻撃を始めます(それまでは13回から)。打順は前の回からの続きで、前の回の最後の打者が一塁、その前の打者が二塁の走者になります。投手の連投などによる負担を減らすことが大きな目的です。
MLB:10回から無死二塁
MLBのレギュラーシーズンでは、延長10回以降は無死二塁から攻撃を始めます。2020年に始まり、2023年から正式なルールになりました。二塁に置かれる走者は、前の回の最後の打者です。ポストシーズンでは行いません。
NPB(日本のプロ野球)の一軍
日本のプロ野球の一軍では、タイブレークは採用されていません(2026年10月時点)。延長の回数に上限があり、決着がつかなければ引き分けになります。
記録のつけ方の注意点
- タイブレークで置かれた走者が生還しても、投手の自責点にはならない(失点にはなる)
- 置かれた走者は、安打や四球で出塁したわけではないので、打者の記録には関係しない
高校野球の「7イニング制」の議論
高校野球では、選手の体の負担や暑さへの対策として、試合を7回までにする「7イニング制」も議論されています。2028年からの導入を求める提言が出ていますが、2026年10月時点では、まだ正式には決まっていません。
まとめ
- タイブレークは、延長で塁に走者を置いてから攻撃を始めるルール
- 高校野球は10回から無死一・二塁、MLBは10回から無死二塁
- NPBの一軍では採用されていない(2026年10月時点)
- 置かれた走者が生還しても、投手の自責点にはならない
自責点については投手の自責点とは?、試合時間を短くする別のルールはピッチクロックとは?もあわせてご覧ください。





