高校野球

21世紀枠はかわいそうだしいらない理由とは?選考基準と歴代出場校についても

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春のセンバツ2019の21世紀枠出場校が決まりましたね。

どの高校も頑張ってほしいです!

と言いたいところですが、21世紀枠の高校にあまり期待できないというのが本音です。

というのも過去の21世紀枠で出場した高校があまり上に勝ち進んだような成績を残せていないからです。

そもそも21世紀枠の制度について懐疑を抱く人も多いです。

今回は、21世紀枠の選考基準や歴代出場校とその成績、選考基準の改善方法について深掘りしていきたいと思います!

21世紀枠の選考基準

21世紀枠の選考基準は高野連で定められており以下のような条件となっています。

秋季都道府県大会ベスト8以上、また参加128校以上の都道府県はベスト16以上の成績を残していることが条件となる(2010年の候補校条件緩和により条件に「原則」が付記された→2013年からは128校を上回る都道府県ではベスト32、それ以外の県ではベスト16以上になった。)この条件を満たした学校が以下の基準を元に推薦される。
1.他校の模範になる
2.困難条件の克服
3.予選で良い成績を残しているがなかなか甲子園に出場できない
それでも候補校を決定できない場合は「甲子園出場経験がないか、もしくは出場から30年以上遠ざかって
いる」学校が選ばれることになる(候補校条件緩和により「出場からより遠ざかっている学校」へ)。

引用:高校野球百科事典

地区予選でベスト8とかベスト16とか明確な判断基準がある点は納得がいきます。

しかし、『他校の模範になる』とか『困難条件の克服』とかあまりにも曖昧な基準だと思いませんか?

結局のところ、審査員たちの判断に依存するということですよ。

ないとは思いますが、これだけ抽象的な選考基準だったら、審査員のすき好みで選ばれる可能性だってゼロではありません。

そんなことがあったら、選ばれた高校よりも地区予選で結果を残している学校は報われませんよね。

21世紀枠自体は賛成ですが、選考基準がちょっと微妙です。

2001年から2019年の歴代出場校

21世紀枠は名前の通り、2001年から適用されました。

2001年から今までの出場校を振り返ってみましょう。

歴代出場校

西暦 出場校① 出場校② 出場校③
2001年 安積(福島) 宜野座(沖縄)
2002年 鵡川(北海道) 松江北(島根)
2003年 柏崎(新潟) 穏岐(島根)
2004年 一関一(岩手) 八幡浜(愛媛)
2005年 一迫商(宮城) 高松(香川)
2006年 真岡工(栃木) 金沢桜丘(石川)
2007年 都留(山梨) 都城泉ヶ丘(宮崎)
2008年 安房(千葉) 成章(愛知) 華陵(山口)
2009年 利府(宮城) 彦根東(滋賀) 大分上野丘(大分)
2010年 山形中央(山形) 向陽(和歌山) 川島(徳島)
2011年 大館鳳鳴(秋田) 佐渡(新潟) 城南(徳島)
2012年 女満別(北海道) 石巻工(宮城) 洲本(兵庫)
2013年 遠軽(北海道) いわき海星(福島)
益田翔陽

(島根)

土佐

(高知)

2014年 小山台(東京) 海南(和歌山) 大島(鹿児島)
2015年 豊橋工(愛知) 桐蔭(和歌山) 松山東(愛媛)
2016年 釜石(岩手) 長田(兵庫) 小豆島(香川)
2017年 不来方(岩手) 多治見(岐阜) 中村(高知)
2018年 由利工(秋田) 膳所(滋賀) 伊万里(滋賀)
2019年 石岡一(茨城) 富岡西(神奈川) 熊本西(熊本)

もともとは2校の枠しかありませんでしたが、2008年からは3校の枠ができました。

なぜか2013年だけ4枠になりましたけど、この理由はわかりませんでした。

あまり21世紀枠を広げすぎると希少価値も下がってしまうので、やっぱり3枠くらいがちょうどいいですよね。

過去最も勝ち上がった高校は?

歴代の21世紀枠出場校で最も勝ち上がった学校は、

2001年の宜野座高校と2009年の利府高校

です!

2校はベスト4まで勝ち上がりました。

どちらも公立高校で全国の強豪校と対峙できたのですから大したもんですよね。

ただ、まだ21世枠出場校からは優勝校、準優勝校は現れておりません。

初戦敗退の割合は?

やはり実力には差が出てしまうもので、初戦敗退が多くなってしまうのが21世紀枠出場校の現実です。

こちらは2001年から2018年の21世紀枠出場校の勝敗成績を割合でまとめたグラフとなります。

ベスト4 3回戦敗退 2回戦敗退 初戦敗退
割合 4.2% 2.1% 20.8% 72.9%

春のセンバツに出場する半分の高校は初戦敗退しますので、当然ながら割合は大きくなります。

しかし、50%どころから70%を超える初戦敗退率を占めることが明らかになりました。

圧倒的に実力差が出てしまっていますよね。

悲惨な試合を招いた21世紀枠出場校

21世紀枠で出場する高校の実力は強豪校と比べて歴然の差が出てしまうことを説明してきましたが、過去には悲惨ともいえる試合がありました。

その事例を一つあげます。

2017年|多治見高校

1回戦第3試合目。

対戦カードは、報徳学園(兵庫)VS多治見(岐阜)でした。

スコアは、21対0

報徳学園の圧倒的な勝利で試合は終わりましたが、多治見高校は連打や機動力に翻弄されて、とても太刀打ちできるような状況ではありませんでした。

多治見高校は安打は3つ、エラーも5つと歴然とした実力差を見せつけられてしまいました。

この試合を見ていた人は、非常に心が痛くなったのではないでしょうか。

何よりも、満を持して甲子園の舞台に立った多治見高校の選手たちの心に大きな傷ができたのではなないかと思うとかわいそうです。

21世紀枠はなくすべきとする理由と意見

21世紀枠はいらないとする理由は、地区予選でも成績があまり残せないような実力の高校が全国大会に出場するには、違和感を感じるからです。

他にも21世紀枠に対して否定的な意見がありました。

やっぱり強豪校とも対峙できるような実力のある高校が選ばれるのであれば、21世紀枠の制度には賛成です。

今までの選び方に問題があったから、選手も観戦客も不快な思いにさせてしまったのだと思います。

21世紀枠選出方法の改善案

やっぱり改善方法として得策なのは、推薦校が決まった時点でトーナメントをすべきでしょう。

これで白黒はっきりつけて代表校を選出できますから、甲子園でも十分に戦える実力ある高校を選ぶことができます。

まあ、運用側はもっと大変になりそうですが、21世紀枠を継続するなら、これくらいの理想論は実現させてほしいなと思います。

動画でも21世紀枠について解説していますので、よろしければご覧ください。

動画の向きがおかしくなってしまっていますが、悪しからず。

まとめ

  • 21世紀枠の選考基準は一部は明確だが、曖昧な部分が多い
  • 21世紀枠出場校と他校の実力差が歴然としている
  • 21世紀枠を継続するなら、選考基準の改善策が必要

と、まとめさせていただきました。

すべての野球人、野球ファンが気持ちよく野球と触れ合えるように、21世紀枠の選考基準も改める必要があると思います。

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最後まで読んでくださりありがとうございました。

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