【2019夏季高校野球】和歌山予選大会の優勝候補を予想!注目選手や戦力は?

第101回を迎える夏の甲子園。

今回は和歌山大会の優勝候補について徹底調査してまいります!

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夏予選和歌山大会の日程

 抽選日:6月22日(午後1時)

 公式戦:7月12~28日(全試合紀三井寺球場)

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各高校の戦力

戦力評価【ABC評価】

高校名 打撃 守備 走塁・機動力 総合戦力
星林 C B B B
和歌山東 B B B B
近大新宮 C C C C
和歌山商 B B B B
和歌山高専 C B B C
向陽 C B B B
熊野 C C C C
笠田 B C C C
新翔 C C C C
智弁和歌山 A B B A
高野山 B A B B
箕島 B B B B
粉河 C B B B
県和歌山 C B B B
日高 B B B B
紀北農芸 C C C C
貴志川 C C C C
有田中央 B B B B
和歌山北 C B B B
南部 B B B B
田辺 C B B B
和歌山南陵 B A B B
南部高竜神分校 C C C C
田辺工 C C C C
市和歌山 B A B A
神島 B B B B
慶風 B B B B
日高高中津分校 B B B B
海南 B A B A
桐蔭 B A B A
初芝橋本 C C C C
串本古座 B B B B
和歌山工 B B B B
耐久 B B B B
橋本 B B B B
新宮 B B B B
紀北工 B B B B
那賀 B B B B
紀央館 C B C C

 智辯和歌山が圧倒しているのではないか」と思っていたかもしれません。

 ノーです。

 春季を見るかぎり、昨年までのずば抜けた感がありません。

 ひとつにはセンバツ疲れがあるでしょうか。

 そして、市立和歌山を筆頭に公立各校の台頭も光ります。

 海南、向陽、桐蔭などの古豪。

 さらに、南部、日高中津、紀北工、なども頂点を虎視眈々とうかがっております

 私立では高野山の存在も気になります。

 智辯和歌山が地力を取り戻すのか。

 あるいは、大混戦へとなだれ込むのか。

 南海の暑い夏は間もなく開幕です。

打撃部門の注目校

 打撃注目校は智辯和歌山です!

 やはり伝統の強力打線に注目が集まります。

 俊足巧打の細川、そして、降格に打ち込める黒川、勝負強い4番の東妻、ミートがうまく長打力もある根来と、分厚い選手層をほこります。 

守備部門の注目校

 守備注目校は市和歌山です!

 軟投派の岩本、速球派の柏山だけでなく、秋背番号10を背負っていた奴田と実に豊富な投手陣をそろえております。

そして、センターラインでは遊撃の緒方の堅守が光ります。

市和歌山の持ち味はそのねばり強さ、勝負強さです。

研ぎ澄まされた精神力とかけひきもあいまったその守備力で今春の躍進再来が期待されます。 

走塁・機動力部門の注目校

 走塁・機動力注目校は智辯和歌山です!

 智辯和歌山と言えば破壊的な打線が鮮烈ですが、機動力でも細川という全国クラスのリードオフマンがおります。

彼についてくわしくは、次の選手項で語ってまいります。

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5人の注目選手

市和歌山:緒方隆之介

市和歌山の副キャプテン。右投げ右打ち。50m62の俊足。体格は174cm、体重80kgと中柄です。

 秋の近畿大会では打率.625のハイ・アベレージ

 豪快なスイングでホームランも打てる主軸・得点源です。

 守備位置は遊撃手で、こちらも高い定評があります。

 彼は幼いころからお父さんに自作の室内練習場を作ってもらい、2人三脚でその地力を蓄えてきた父子鷹です。

 夏初の悲願と、全国での飛躍が期待されます。 

市和歌山:岩本真之介

まだ2年生ながら今春センバツでのいかなピンチにも眉一つ動かさず、強打者に向かっていく闘争心は鮮烈に焼き付いている人は多いはずです。

左投げ左打ち。直球の速さ自体はありません。ただ手元でシュッと伸びてくるキレのあるボール。

そして、2種類のスライダーと100km台のカーブによる緩急で打者を翻弄します。

素早い投球モーションで打者のタイミングを狂わせる投球術も巧みです。

同チーム右のエース柏山崇との2枚看板で、全国でも再び上位をうかがっているでしょう。

 

智辯和歌山:東妻純平

右投げ右打ち。174cm75kg。捕手。遠投125mの強肩。

お兄さんは千葉ロッテマリーンズの東妻勇輔投手であることも知られております。

将来の夢は「兄弟でプロのバッテリーを組むこと」。

智辯和歌山と言えば、昨年から就任したばかりの中谷仁監督。

知る人ぞ知る智辯和歌山夏初V時の強肩強打の捕手主将、後に阪神に1位指名された名選手です。

そんな環境のもと、東妻選手は同校同ポジションのレジェンドとも言うべき中谷監督からの教えをしっかりノートに付けるかなりの勉強熱心ぶり。

中谷監督からはチームとのパイプ役を任され、チーム全体をコーディネイトする力を着実に身につけていっている模様。

その肩に背負うべきものの大きさは計り知れないですが、重圧を力に変えて、大いなる飛躍の期待される選手です。

智辯和歌山: 細川凌平

2年生。172cm68kgと小柄。右投げ左打ちの外野手です。

2017年には少年野球で世界の頂点を経験しました。

智辯和歌山に入学後も1年からスタメン入り。

打ってよし。なおも、走っては50m5.8の俊足ぶり

塁に出ると元ジャイアンツ鈴木尚広から盗んだという走塁テクニックで貪欲に次の塁を狙います。

敵としてはなんとも恐るべきリードオフマンぶりですね。

守っては広い守備範囲でチームのピンチをいくつも救出。

 その走攻守そろった「天才」ぶりはすでに日本の将来を嘱望されております。

市和歌山:柏山崇

打ってはチームの4番。

投げてはMAX140km台のストレートを投げ込むチームの中心選手の一人です。

右投げ右打ち。174cm76kg

右打者にも左打者にもズバット内角に威力ある球を突くことができ、スライダー、カーブ、チェンジアップを織り交ぜます。

センバツでは優勝候補の一角高松商打線を5回まで0封いたしました。

打撃では長打力にはとぼしいながらも秋に4割以上をマークした高打率でチームをけん引します。

なお、柏山選手は高校野球のために実家を出たのですが、父親淳さんも彼の成長を支えるため息子とともに学校の近くに住んでおります。

優勝候補はこの3校!

智辯和歌山

 4季連続出場を果たしている和歌山がほこる強豪校です。

 秋春と県大会を制し、センバツではベスト8

 ただ、今春の県大会近畿大会の出来を見るかぎり、まだ盤石とはいいがたいものがあります。

 初戦からのスコアで行くと、3-0和歌山南陵、6-2和歌山東、11-2南部、4-0桐蔭、8-7市和歌山と苦しんでいる様子がうかがえます。

さらに近畿大会では奈良智弁学園に7-9と初戦敗退。

徐々に調子を上げてきているようですが、「あるいは?」を思わせる内容です。

そして、智辯和歌山と言えばやはりあの名将高嶋仁監督が昨年勇退しております。

中谷新監督は選手時代、コーチ時代の実績申し分ないのですが、えてしてこういう名将の後釜というのはものすごく難しいものなのです。

特に初めのうちは。

むろん、智辯和歌山にはセンバツ疲れがあることと、強い「夏」に照準を当てていることを鑑みなければなりません。

やはり和歌山最右翼であることにちがいはないわけです。

市和歌山

 この学年における智辯和歌山の宿命のライバルとも言うべき存在です。

 秋は6-9 そして、春は7-8

着実にその内容は詰まっております。

今春センバツベスト8の快挙は確実に同校の自信につながっているはずです。

2年連続の呉、優勝候補の高松商を下し、準優勝の習志野とも激闘を演じました。

そして、市和歌山には選手層の厚さがあります。

特に頼もしいのは投手陣です。

夏は打撃。

そのあまりに過酷な環境から一人投手で勝ち上がるのは基本的に難しいのですね。

昨年は金足農の吉田投手のようなこともありましたが。

そうすると、複数投手を持っているチームは自然勝ち上がるのに有利となります。

打撃でもしぶといものをここは持っておりますからね。

全国で暴れる素地は十分です。

桐蔭

 大正4年、初の高校野球全国大会ベスト4

2度、春1度の全国のトップに輝いた古豪です。

今春の県大会では準決勝にまで勝ち上がり、智辯和歌山に0-4と善戦いたしました。

秋の時点では0-105回コールド)だったのですから、かなりの躍進がうかがえます。

今夏は台風の目として全国の晴れ舞台をうかがいます。

まとめ

 智辯和歌山が優勝候補筆頭です。

 しかし、他校の追い上げがかなり激しく、余談を許しません。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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