【2019夏季高校野球】香川予選大会の優勝候補を予想!注目選手や戦力は?

2019年の夏の甲子園は第101回を迎えます!

どんなドラマがあるのか楽しみに待っていましょう!

本記事では、香川大会の注目選手や優勝候補について掘り下げていきたいと思います!

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夏予選香川大会の日程

  •  抽選日:6月22日
  •  公式戦:7月13日~27日
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各高校の戦力

戦力評価【ABC評価】

高校名 打撃 守備 走塁・機動力 総合戦力
大手前高松 B B B B
多度津 B B B B
高松桜井 C C C C
三本松 B B B B
坂出工 C C C C
津田 C B C B
高松一 C C C C
坂出商 C C C C
観音寺一 B C B B
香川高専高松 B C B B
藤井 B B B B
尽誠学園 A B A A
高松東 C C C C
石田 C C C C
琴平 C C C C
高松 C C C C
小豆島中央 B C B B
香川中央 B C B B
高松商 A A A A
藤井学園寒川 A B B A
飯山 C C C C
丸亀城西 B C B B
香川高専詫間 C C C C
善通寺一 C C C C
高松西 B B B B
観音寺総合 C C C C
志度 B B B B
丸亀 C C C C
高松南 B B B B
高瀬 A B B B
四国学院大 B A B A
高松北 B C B C
三木 C B C C
笠田 C C C C
高松中央 C C C C
高松工芸 C B C B
坂出 C B C B
英明 C B C B

 

公立で秋四国大会Vの伝統校高松商、春県大会王者四国学院香川西、尽誠学園、藤井学園寒川の私学勢が総合A判定。

 これに続くのは高瀬、志度、大手前高松などとなっております。

津田高校のサンドゥ・シャーンタヒル投手はお父さんがパキスタン人です。

手足が長く、好投手体系です。

140km近い速球を投げ込みます。

さらに、走塁打撃でも光るものがあります。

急成長すると、戦線をかき回してくれそうです。

三本松は高校20本塁打を超える多田聖一郎捕手がおり、好投手上杉とのバッテリーで頂点をうかがいます。

打撃部門の注目校:尽誠学園

 伝統の強打線は健在です。

春県大会では5試合中3試合が圧巻の2ケタ得点。

準々決勝ではプロ注目の剛腕加茂擁する藤井学園寒川から4点奪っております。

4番捕手には今季ドラフト候補でもある長距離砲永尾斗摩が控え、攻守の軸となっております。

守備部門の注目校:高松商

「安定した」という点では高松商が一歩抜きんでております。

センバツでも快投を演じた左の好投手香川、そして右腕中塚のダブルエース体制。

これがしっかり機能すれば、連戦にもゲームコントロールは容易です。

また、遊撃の大塚慶汰選手は広い守備範囲の名手として評判です。

走塁・機動力部門の注目校:高松商

高松商は秋の時点から機動力で全国的に高い評価がありました。

総合力の高い野球で全国の頂点を目指します。

また、選抜ではチームの切り込み隊長となっていた外野手飛倉爽太が夏どのように帰ってくるのかも楽しみです。

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5人の注目選手

香川大会の注目すべき選手はこちらの5人です!

高松商:香川卓摩

 165cm62kg。四国の小さな巨人。左投げ左打ち。

遠投110m、かなりの強肩です。

MAX140km前半。

スライダー、カーブ、チェンジアップ、ナックル、スプリットと変化球は豊富です。

微妙に曲がるスライダーで手元を狂わせ、あるいはカウントを取り、低めのカーブは曲がり幅が大きく、特に左打者には泣き所です。

センバツでは1回戦春日部共栄戦13K完封勝利。

2回戦市和歌山線でも自責点はなく、大会を通じて被安打6、防御率0です。

一方で打たせて取ることも得意。

ピンチでも向かっていく負けん気でねばり強いピッチングができます。

春季四国大会では調子が上がらず、今一つの内容となってしまいました。

夏にどう調整できるかはチームの可能性を大いに左右します。

まずは、1996年香川投手の父親が出場して以来の夏甲子園を目指します。

高松商: 中塚公晴

 172cm71kg。右投げ右打ち。3年生。

高松商の右のエースです。

MAX141km。

直球には伸びがあり、手元で曲がるスライダーも切れ味は鋭く、空振りが取れます。

大叔父に元大洋で盗塁王になった政幸さんがいらっしゃいます。

センバツでは市和歌山打線に捕まり、31/35失点という結果に終わってしまいました。

四国大会では初戦の高知戦で2イニング3失点と打ち込まれております。

翌日連投となる富岡西戦では80/38奪三振2失点の内容です。

夏までにさらに成長し、チームの躍進を支えたいところです。

三本松:上杉倫聖

168cm66kg。右投げ右打ち。3年生。

MAX141kmと120kmチェンジアップを織り交ぜ、打たせて取るピッチングが得意です。

昨年末の四国選抜オーストラリア遠征チームにも選出されました。

なお、春、母校が敗れた尽誠学園戦には登板しておりません。

温存でしょうか。

ケガでしょうか。

彼が夏に躍動すると、チームは活気づき、上位が視野に入ってきます。

藤井学園寒川: 加茂優太

172cm70kg。右投げ右打ち。

高校時代は球速は120km台でしたが、高校入学後急成長。

MAX147km、低めでも伸びがあり、プロ注目の逸材です。

変化球はスライダー、チェンジアップは切れ味鋭く、ほかにカーブ、カットボールと多彩です。

高い人間性」のマウンド上での実現を目指し、精神的にもチームを結束させるキーマンです。

目指すは150km、そして高卒即プロです。

ただ、余計なことを言うかもしれませんが、これだけの好投手を擁しているのに藤井学園寒川は意外に失点が多いのです。

スコアだけ見るとむしろ強力打線の方に目が行きます。

逆に言うと、何かがかみ合えばとんでもなく化ける可能性があるのですが。

高松商: 岸本将翔


 右投げ右打ち。179cm82kg3年生。

この四国大会でかなり存在感を示した高松商の新4番です。

2試合先発で、10打数5安打3打点。

激しい高松商の外野争いに勝ち残り、夏に確固たる地位を得たでしょうか。

センバツでは思う成績が残せなかったので、夏全国での大ブレークが待ち望まれます。

座右の銘は「雲外蒼天」(努力の先に成功がある)。

優勝候補はこの3校!

優勝候補を3校に絞らせていただきました!

高松商

おそらく、意外だと思う人は多いでしょうが、高松商は先ほど少し述べた通り1996年以来夏の甲子園の舞台からずっと遠ざかっております。

当然、まずはその悲願成就にファンの期待は否が応にも高まっております。

秋は明徳などを破り四国大会覇者、神宮ではベスト4、センバツは優勝候補の一角として2回戦進出。

総合力では県内一歩抜きんでた存在。

左右2枚のエースに打線の層は厚く、守備・機動力でも抜け目ない実にバランスの取れた好チームです。

公立の雄として全国から注目を集めております。

懸念材料はやはり春四国での投手陣の不調。

投打がかみ合って秋以上の高い結果を目指したいたいところです。

四国学院香川西

 秋初戦敗退から春香川大会の優勝校に、急成長を成し遂げたチームです。

メンバーのほとんどは全国各地のシニアチームから集められており、高い潜在能力をうかがわせます。

四国大会は初戦敗退と課題は残りますが、さらなる急成長を予感させる注目株です。

尽誠学園

 攻守全体からして、一定の高い実力を認められます。

ただしベタですが、攻撃型チームはあまりに水ものです。

まして、一発勝負の高校野球では。

勢いに乗り続ければどこまでも上に近づきますし、ただの一回「あれ?」があるとどれだけよいチームでも、もう夏は終わります。

欲を言えば、さらに攻守に地力をつけていきたいです。

ただ一応追記しておくと、連戦の夏は攻撃型であり、複数投手のいる層の厚いチームが優位です。

特に酷暑が凄まじく、バッティングの洗練された現代野球では。

まとめ

高松商が総合力で一歩前。

急追の四国学院香川西

尽誠学園にも力あり。

ついに化けるか藤井学園寒川

さらに、志度、高瀬などが割って入る可能性を示し、常連校の英明、注目の選手がいる津田、三本松も当然“野望”があるはずです。

 意外にも、香川はここ10年ほど、2017年の三本松以外はすべて2回戦以下の敗退と低迷しております。

 しかし、逸材は各校に層厚くそろい、復調の機運は確かに感じます。

 もともと香川は選抜初代優勝校(高松商)を輩出する野球エリート地区でした。

それが、バブル世代、団塊Jr世代の8090年代ごろには、伊良部(尽誠学園)がいたり、ココリコの遠藤さん(藤井学園寒川野球部、中学時代は大阪)がいたり、

「壮絶な競争社会の中、中央では一歩足りなくてはじかれたけど、その雑草魂でやり返すんだ」

というクセが強い敗者復活組の底力で全国を沸かせることがしばしばありました。

95年観音寺中央の初出場初優勝も大いに実力があって、ということを今もしみじみとかみしめております(圧倒的無名でしたが、すでに前年、前々年から全国のなみいる強豪相手に練習試合で互角以上にわたりあっていることを瞠目の思いで見つめておりました)。

しかし、近年は「置いてけぼりの四国」「少子高齢化社会、特に地方」をそのまま現出したかのようなリアルさがその成績などもろもろに現れているようです。

今の香川の野球はまたちがった発展を見せているようで、よくなるのか悪くなるのか、どんな光があってどんな闇があるのか、つぶさにまでは知りませんが、“今後の日本、ひいては世界はどうなっていくか”を占っているようで、興味深いです。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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