オリックスから阪神タイガースへ移籍した西勇輝選手。
日本の野球界を代表するような投手にまで成長しましたよね。
そんな西勇輝選手ですが、過去に野球ができなくなるほどの重病を患ったことがありました。
その病名とは一体どういったものなのか気になります。
本記事では、西勇輝選手が過去にかかった重病の病名や症状について掘り下げていきたいと思います!
西勇輝が病気で野球ができなかった時期
【きょうのプロ野球】
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4連敗中の阪神は西勇輝
3連敗中のロッテは石川歩が復帰 pic.twitter.com/HAK6rEtXAe— ベースボールキング (@BaseballkingJP) 2019年4月13日
西勇輝選手が病気にかかったのはプロ入りして2年目の夏のことでした。
2年目なので2010年ですね。
何の前兆もなく、突然ご飯を食べても味がしなくなり、炭酸飲料を飲んでも刺激を感じなかったのです。
さらに右耳の中では「ギューン」といった音が鳴り響き、耳鳴りのような状況だったと言います。
頭痛も激しく、耐えられないほどの痛みと不安に襲われたので西勇輝選手はたまらず病院に駆け込みました。
診断結果は、特発性顔面神経麻痺でした。
右半分の顔が麻痺してしまったのです。
医者からは「もう野球はできません」と言われ、これからプロで活躍しようとしている西勇輝選手にとっては人生最大の悲劇だったことでしょう。
特発性顔面神経麻痺の原因と治し方
2桁安打打てるんや!4点以上取れるんや!王者広島に勝ち越しできるんや!ってとこ見せてやりましたね!
西選手。移籍後初勝利おめでとうございます。西コレクションをどうぞ。#hanshin #阪神タイガース #虎党の面担 #詳しくは明日のスポニチで#西勇輝https://t.co/KIpy12mCq0 pic.twitter.com/W6E5yaMJd9
— スポニチトラトラスタジアム (@SponichiHanshin) 2019年4月7日
特発性顔面神経麻痺とは一体どんな病気なのでしょうか。
特発性顔面神経麻痺とは、顔の筋肉を支配している神経が麻痺して、目を開けたり、口を開けたりといった動きができなくなるのです。
まぶたを閉じることも筋肉を使うので寝ることもままならなくなり、口も自由に動かすことができないので、食事をとるのも大変となります。
こちらの症状はヘルペスウイルスの感染によって神経節に炎症が起こることで発症するようです。
ヘルペスは皮膚や粘膜に感染して水膨れができる病気として有名ですが、唇の周りにできる口唇ヘルペスにかかっている日本人は20~30代で約半数に上ると言います。
60代以上ではほとんどの人が感染しているようですね。
数字やデータを見る限り、ヘルペスにかかることは珍しいことではありません。
西勇輝選手の場合は、ヘルペスウィルスが皮膚ではなく、神経節に感染してしまったので、顔面の麻痺を起こしてしまったのです。
こればかりは対策のしようがないので、不運としか言いようがありません。
特発性顔面神経麻痺の治療法としては抗菌剤やステロイド薬で炎症を抑えるやり方があります。
というより、現代の医学の力ではこの方法しかないようです。
たとえ早期に発見したとしても100%治る保証がない厄介な病気なのです。
そして治療中の運動は絶対禁止なので、西勇輝選手にとって選手生命を絶たれてしまうような状況でした。
西勇輝選手の立場を考えたら落ち込むどころか、絶望の域に達しそうな悲劇ですよね。
西勇輝の病気が治った経緯とその後の活躍
西投手、移籍後初勝利おめでとうございます!!今日は打線の援護もよかったー この調子でいってほしい #西勇輝 pic.twitter.com/RqRuThYl8I
— いしいたつやの似顔絵やさん (@tatsuya141) 2019年4月7日
医学が発達したとしても完全に治す方法が見つかっていない病気にかかった西勇輝選手ですが、見事に完治して選手として復帰を果たしています。
治ったのは発症してから2か月後のこと。
2010年の秋ごろ、毎日の日課である朝の歯磨きをしている時に、口内には歯磨き粉のミントの味が広がったというのです。
その時に麻痺で動かなくなっていた右目もかすかに動くことに気づきました。
病院に行って診断してもらうと医師からは
「あぁ、治ったね」
と、一言伝えられたようです。
つまり、特発性顔面神経麻痺は突然発症し、突然治る病気なのです。
一度かかったらいつ治るのかも分からないので、本当に恐ろしい病気ですよね。
地獄のような2か月の闘病生活を西勇輝選手はこのように語っていました。
「治療といっても、点滴を2時間打つだけ。頭は痛い、耳は痛い、口は半分開きっ放し。涙もよだれも垂れ流し状態ですから、寝る時は目の上に絆創膏を貼って閉じていました。
もう野球どころじゃないですよ。ベッドに寝転がったまま〝次の仕事を探さなきゃ……〟と漠然と考えるようになっていました。
症状を知らない人は〝皆の前で笑ってみせて〟と言うのですが、顔面の半分が麻痺しているので笑顔さえつくれない。片方だけで無理やり笑っている僕のぎこちない表情を見てビックリしたと思いますよ。
だから心の中では、こう叫んでいました。〝こんなに医療技術が発達しても、人を笑顔にさせることもできないのか。ふざけんな!〟って……」
引用元:現代ビジネス
文章の語り口調を見ただけでの、悲痛さが伝わってきます。
この期間、西勇輝選手は、メンタル本や自己啓発本を読み漁ったそうです。
心を刺激してくれるような本に触れたことで、自分自身を見つめなおす期間になったとご本人が語っています。
病気のおかげで野球ができる喜びを噛みしめたとおっしゃっていますが、苦しみを乗り越えた人の言葉には重みと深みがありますよね。
復帰後、本当に病気にかかっていたのか分からないくらいの活躍を残し続けました。
二けた勝利をするシーズンも多く、球界を代表するようなピッチャーへ成長しています。
重病を乗り越えてきただけあって、今後、ちょっとやそっとのことでは倒れることはなさそうですね!
本当に病気が治って良かったと感じます!
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まとめ
- 西勇輝がかかった病気は右半分の顔が麻痺する特発性顔面神経麻痺
- 特発性顔面神経麻痺は突然やってくる
- 特発性顔面神経麻痺の完全な治療はなく、突然治ることもある
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最後まで読んでくださりありがとうございました。
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