中学野球と高校野球の違いは?高校でついていけない原因についても

高校では野球を辞めるという人の理由の中で坊主にするのが嫌だからというものもけっこうあります。

しかし、単純に高校野球をやらない他の理由は中学とは全く別のスポーツとして認識されている理由もあるからなのではないかと思い、中学野球との違いに焦点を当て、高校野球を続けない理由を考察してみました。

今回、対象とするチームは優勝を目指している意識の高いチームの特徴を限定した考察とします。

スポンサーリンク

中学と高校での野球の違いと高校で辞める原因

中学野球と高校野球の圧倒的な違いについて解説していきます。

ただ全ての人に当てはまるというわけはなく、大半の人に当てはまるであろう項目をまとめましたのでご了承ください。

軟式から硬式に変わるケースが多い

リトル・シニア出身の人は幼い時から硬球に慣れているので、この理由には該当しません。

でも、学校の数だけ野球部があると考えると、割合的には軟式野球で部活をしていた人のほうが多いはずです。

筆者も中学は軟式野球部だったので、高校で硬式野球をすることに対して、多少の恐怖は感じていました。

というのも、硬式野球は石を投げているようなものだと父親に言い聞かせられていたからです。

あの先入観がなければ、硬式野球に対する好奇心はもっと大きくなっていたかもしれません。

親は子供を心配するのは当然っちゃ当然ですから注意喚起のつもりでいったんでしょうね。

これも親の愛情です。

軟式から硬式に変わる時に大なり小なりの恐怖を感じて、高校からは野球を断念する人も多いです。

テレビ・世間が注目する

高校になると野球部はメディアがものすごく注目します。

高総体で野球以外の競技もテレビ放送はしますが、野球ほどマスコミが取り上げる競技は日本では他にないでしょう。

注目される分、日常生活の規律を正さなければなりません。

これでもか!というくらい過剰にやります。

一つ例を挙げると、挨拶する時は必ず立ち止まって大きな声を出してお辞儀をするという教育を受けたチームは多いと思います。

あれは完全にやりすぎですよね。

あの挨拶、褒める人もいれば不愉快に感じる人も絶対にいるはず。

機械的な挨拶よりも人間味あふれる温かい挨拶をしたほうがよっぽど将来役に立つのに。

と、話は逸れましたが、挨拶以外にも私生活で気を抜いた瞬間に批判されやすいのが高校野球の球児たちです。

野球バッグに学校名がどデカく書いているし、何よりも坊主だとすぐにばれてしまいます。

筆者も表に遊びに行く時も気を張っていました。

一番泥がつくスポーツ

https://twitter.com/adieloyoh/status/1045854845863743488

思春期真っ盛りの高校生なので、泥臭いのが苦手という人も増えてきます。

高校野球は特にスライディングや飛び込む頻度は尋常じゃありません。

シャワーのある学校があればいいですけど、現段階でそういう学校は少ないと思います。

東京はあるのかな?

汗拭きシートで泥を落とそうとしても完全には落ち切らないので、帰宅するまでは我慢しなくてはいけないのです。

電車通学だった筆者は、泥がついていないのか、汗臭くないか、帰りの電車でものすごく気にしながら帰っていた毎日でした。

荷物がやたらと増える

中学の時は平日に関してはグローブだけ持って行けば事足りていました。

練習は学校のジャージを着て、スライディングも普通にしていました。

今思えばよく穴が空かなかったなと思います。

スパイクも持って行かないで、運動靴、もしくはスニーカーでやる人もいました。

それでも県内でかなり上のほうに行ったので中学では道具に左右されるということはあまりないのかなとは思いました。

しかし、高校は違います。

平日も持って行く荷物は多く、スパイク、着替え、帽子、グローブ、手入れセット、レガースと持って行くものが増えます。

また、チームでTシャツや鞄をそろえたり、練習用帽子やユニフォームも別であったので、費用がかさみました。

経済的な面やスマートさに欠けるといった理由で野球から離れていく時期が高校生なのかもしれません。

マインドセットが強烈

高校野球はただ単に優勝!という目標だけを掲げることはしません。

どんなことでも成功するためにはマインドセットが必要になってきます。

野球はチームスポーツですから、共通のマインドセットを強いられることも少なくありません。

筆者の場合は、フローの精神を持つようにと意識づけされました。

フローとはスポーツ界において、余計なことを考えずパフォーマンスが向上する集中した状態のことを言います。

ゾーンと似ていますね。

しかし、筆者の場合、フローのことをポジティブな考えをすることという風に教えられ、辛くなったらフローと叫べと教育されていました。

そして、練習中には辛くなったら、みんなでフロー、フローと叫びだすのです。

今思うとかなり違和感を覚える光景ですよね。

こういった風潮を宗教じみて嫌悪する人も少なくありません。

スポンサーリンク

まとめ

今回は、中学野球と高校野球の違いに注目して、野球から離れる理由について考察してみました!

野球から離れていても、野球というスポーツ自体に対しては好きな人は多いです。

楽しい野球がいつまでも浸透し続けることを願っております。

それではまた会いましょう。




関連記事はこちら!