元気に野球を語ります。どーも、ラックです。
皆さんは人生の中で怖い人と会ったことはありますか?
どんな人にも一度はあるのではないかと思います。
特に一番初めに出会った怖い指導者ってすごく印象に残っているはずです。
筆者も野球人生の中で初めて出会った恐ろしい指導者は中学の時のコーチでした。
【体験談】怖い指導者と初めて出会った時
見た目から怖いコーチ
中学2年の新チームになった時、コーチも変わり心機一転している時期でした。
コーチになったのは同級生の父親。
身長も高くて体格の良く色黒の方でした。
金のネックレスと指輪をつけていて、子供の私から見たら本当に怖い存在でした。
日差しの強い日には、サングラスをつけてくるので、見た目から威圧感を感じておりました。
怒られる部員が続出
怖いのは見た目だけでなくて、指導の仕方にも表れていました。
怒声が毎度のように飛び交います。
ちょっとでも手を抜いたところを見られると、怒鳴られる部員が続出し、
否が応でも真剣に練習に取り組むしかありませんでした。
恐怖が大半を占めていましたが、逆に緊張感のなかった練習が締まったものとなったのは良かった点ではあります。
筆者も怒られないようにと、気を張りながら練習に取り組んでいたため、そこまで厳しい叱咤を受けることは滅多にありませんでした。
レギュラー剥奪を宣告される
ところが、初めて叱責を受けたのは、練習試合の時。
ヒットが全然打てなかったのですが、ついに恐怖のコーチからレギュラー剥奪予告が宣告されました。
ヒットが全然出ない日が続いたんですよね。
それで戦力外通告を受けそうだったのですが、思い切ってセーフティバントをしたら決まって、その日から毎打席セーフティバントを試みるようになりました。
褒められると何千倍も嬉しい
セーフティバントを始めて決めた時、コーチはものすごく褒めてくれました。
皆の前でバントをする時はラックのようにしろとお手本にまでしてくれたので嬉しかったです。
普段が怖いだけあって、褒められるとめちゃめちゃ嬉しさは何倍にもなりました。
アメとムチの効果ってやつですかね。
その日を境に練習試合がある度、恐怖におびえていた私でしたが試合を楽しむようになっていました。
もしかしたら、コーチは初めからこれを狙っていたのかも…
怖い指導者に対する意見
https://twitter.com/manach_planet/status/1041878538532474880
指導はただ怒ればいいってものじゃないですよね。
ストレスに強い子に育てるためには、ストレスを受けた時の考え方と行動の取り方を教えるべきだと思います。
日大チア部のパワハラについて「部活ではよくあること」「私の頃も監督ってこんな感じで辛かったけど、今となっては良い思い出」みたいに発言してる人が見受けられる。この監督がしたことが普通に見えるなら、その人もまた加害者になりうるし、部活時代に犠牲者を見捨てていたのでは。部活洗脳怖い。
— ななつのこ (@nana_machibouke) August 9, 2018
強い部活ほど指導者に対する信仰心みたいなものが強くなりますよね。
だからこそ、責任を持った正しい指導が必要です。
今は部活の辛い経験も将来は笑い話に変わるかもしれない。今は怖い監督も将来は感謝に変わるかもしれない。厳しかった先輩も将来は共に酒を汲み交わせる関係になるかもしれない。苦しかった練習も甘酸っぱい思い出になるかもしれない。今は分からなくても、苦しみを乗り越えた先には何かが変わる。
— メンタルトレーナー高畑好秀 (@spokon) February 23, 2015
苦楽を共にした関係を築けば指導者と肩を並べて楽しめる日が来ることもあります。
厳しさの前に、大前提として愛情を注ぎこむことに精を出すことで選手にも伝わってきます。
今日部活でお昼ご飯食べとるときに、
急に監督が入ってきて、これみんなで食べろってクリスマスケーキくれた!!
普段キツいことゆってくるし、怒ると怖いし、試合のやり方もめちゃくちゃなとこあるけど、いい監督や!!✨ pic.twitter.com/Ax1jjXXbkk— ❥ ゆりたん (@yuri0125softbal) December 25, 2014
出た!アメとムチ!
こういうの良いですよね!絶対、監督好きになるやつですね。
怖い指導者の対処方法5選
指導者が怖いからといって、ビクビクしていたらパフォーマンスを発揮できないどころか、指導者がいる時間はすべて恐怖の時間となってしまいます。
どうせ野球などのスポーツに時間を投資するのならば、パフォーマンスを発揮して伸び伸びと楽しく取り組みたいものです。
怖い指導者が来たとしても、おびえないでプレーできる対処法をまとめてみました。
チャンスだと考える
ピンチはチャンスとはよく言ったものですが、普通の人が経験できないことを経験できているのですからチャンスと捉えるべきです。
またたくさん叱ってくれる指導者がいるのは実際感謝なことです。
自分では分からずに間違ったプレーに指摘するのですから、改善できる余地が見つかりやすいのです。
怖いという気持ちの前に、上手くなりたいという気持ちを前面に出していけば、指導者の顔色を窺わずに練習に集中できますよ。
皆も同じように怒られていると考える
自分だけが怒られていると思うと、恐怖が覆ってしまいます。
赤信号、みんなで渡れば怖くないの原理で、みんなも同じように怒られているのだから、自分だけ落ち込んでいてもしょうがないと割り切ることも大切です。
本当につらくなったら、チームメートと辛い気持ちを共有することで、絆も深めることだって可能です。
しかし、指導者の愚痴に発展しないように気を付けなければなりません。
褒められることを目指して練習に取り組む
普段が怖いだけあって、褒められた時の嬉しさは何百倍にもなります。
この嬉しさを味わうために厳しい練習を乗り越えるんだという気持ちを持って取り組むのも一つの手です。
しかしこれは、指導者の目ばかりを気にする癖もつきやすいので程々にコントロールする必要があります。
怒られた回数を記録する
意外と数字の力はすごくて、怒られた回数を記録していくと、冷静になれることもあります。
回数をつけていくと、まだこんなもんしか怒られてないのかとか、たくさん怒られていたとしてもむしろ回数が増えていくことが一つのステータスみたいになって面白く感じることもあります。
余裕があれば他の人が怒られた回数もカウントして、比較してみるとより冷静に分析できるようになると思います。
監督の気持ちに立って、自分を客観的に分析する
監督がどういう思いで自分にげきを飛ばしたのかを考えてみるのが最も本質をつかむことに繋がります。
監督は選手をおびえさせようとして叱っているわけではありません。
チームを強くするために、あなたに上手くなってほしいという思いがあるから叱るのです。
この思いを真摯に受け止めて、努力していきましょう。
まとめ
アメとムチの使い方によっては選手はものすごく成長します。
しかし、使い時を間違えると、信頼を失うこともあるので気を付けなければなりません。
無理にアメとムチを使おうとするよりも、平素の選手への接し方を客観視し、たまに違うアプローチで選手を褒めてあげるとそのギャップで成長につながるのだと思います。
指導者の方はまずは自分が選手に対して、普段どういう接し方をしているのか客観的に把握してみるところが第一歩なのかもしれません。
なによりも指導者は選手に対して、現在のレベルよりももっと成長してほしいという願いがあることを忘れずに
それではまた会いましょう。