ランナー1塁で内野ゴロ。ショートからセカンド、ファーストと渡って一気に2つのアウト。いわゆる「ゲッツー」は、守備側にとっては最高のプレー、攻撃側にとってはチャンスがしぼむ痛いプレーです。
この記事では、「併殺」と「併殺打」の記録のちがい、併殺打で点が入ったときに打点がつかない理由などを解説します。
併殺(ダブルプレー)とは?
併殺とは、ひと続きのプレーで2つのアウトを取ることです。英語では「double play(ダブルプレー)」、日本では「ゲッツー(get two)」ともよばれます。3つのアウトを取れば「三重殺(トリプルプレー)」です。
よくあるのは、ランナー1塁で内野ゴロを打ち、二塁でランナーを、一塁で打者をアウトにするプレーです。守備番号を使って「6-4-3(ショート→セカンド→ファースト)」のように表します。

打者に「併殺打」がつくのはゴロのときだけ
守備側の記録としての「併殺」は、ゴロでもライナーでもフライでも、2つのアウトを取れば記録されます。
一方、打者の成績として数えられる「併殺打」は、打者がゴロを打ち、そのゴロによって2つのアウトになった場合につきます。ライナーを捕られて飛び出したランナーもアウトになった場合や、フライのあとのタッチアップでランナーがアウトになった場合は、打者に併殺打はつきません。
併殺打の間の得点に打点はつかない
ランナー1・3塁で内野ゴロを打ち、併殺の間に三塁ランナーが生還した場合、得点は認められます(その併殺で3アウトにならなかった場合)。しかし、打者には打点がつきません(公認野球規則9.04)。
打者の打撃が2つのアウトを生んでいるため、得点の手柄は打者のものとは考えない、という決まりです。
併殺を防ぐ・取るための工夫
- 攻撃側:ランナーのスタートをよくする、右方向へ打つ、エンドランやバントで走者を動かす
- 守備側:二遊間が併殺をとりやすい位置に守る(ゲッツーシフト)、ゴロを打たせやすい低めの球を投げる
まとめ
- 併殺は、ひと続きのプレーで2つのアウトを取ること
- 打者に「併殺打」がつくのは、ゴロで2つアウトになったときだけ
- 併殺打の間に入った点に、打点はつかない
- 3アウト目がフォースアウトなら、先に生還していても得点にならない
フォースアウトについてはフォースアウトの意味とは?、守備番号については野球の守備位置の記事もあわせてご覧ください。





