2018年に明秀学園日立高等学校からドラフト2位指名を受けた期待のルーキー、増田陸選手。
左足を高く蹴り上げる独特なルーティンを持つ増田選手ですが、背番号は入団時の坂本勇人・中井大輔がつけていた61番を使用しています。
球団側も坂本選手の後釜、もしくはそれ以上の期待を持っていると発言していて、その期待値の高さがうかがえます。
今回は『坂本勇人2世』と言われている増田陸選手を検証していきます。
増田陸のプロフィール
巨人増田陸が頭部死球で交代、150キロ直球直撃 – ニッカンスポーツ https://t.co/qEdQ1LwU4b pic.twitter.com/Jiv3wCRK3c
— 読売ジャイアンツNews (@giants_News24) July 21, 2020
- 背番号:61
- ポジション:内野手
- 身長/体重:178cm/85kg
- 生年月日:2000年6月17日(20歳)
- 投打:右投右打
- 経歴:明秀学園日立高~読売ジャイアンツ(2018年ドラフト2位指名)
明秀学園日立高では、入部1年目からベンチ入りをします。
1年目の県大会予選では1安打1盗塁、2年目の県予選も3番ショートでチームを引っ張る成績を残しました。
2年生の秋からはチームキャプテンに就任し、1番ショートとして県大会優勝など成績もさるごとながら、牽引力も高いというプロからの評価も。
高校通算34本塁打の長打力も目立ち、読売ジャイアンツから2位指名を受け入団しました。
その実力は認められており、3年生の時にはエースナンバーの1を背負います。
そこでの活躍がスカウトの目に留まり、甲子園出場はないものの、2015年のドラフト会議で読売ジャイアンツから6位指名を受け、入団。
入団後は怪我に苦しみまだ2軍での出場もなく、これからが期待される若手選手です。
増田陸選手はなぜ坂本2世と呼ばれているのか?
https://twitter.com/no25okamotono1/status/1283780056536379392
日本を代表するショートとなった読売ジャイアンツの坂本勇人選手。
現在、2000本安打も目前とし、ジャイアンツでも不動のショートです。
そんな坂本選手の後継者、『坂本2世』とマスコミは呼びますが、なぜ増田選手をそう呼ぶのでしょうか?
球団からの期待、ポジション、長打力などトータルから見て坂本選手のような逸材という理由もありますが、それ以上の共通点がありました。
増田選手の母校、明秀日立高の監督である金沢成奉さんが、坂本選手が卒業をした八戸学院光星高の監督だったということです。
増田・坂本両選手ともに甲子園には縁がありませんでしたが、成績はどちらも目を張るものがありました。
球界を代表するほどになった名選手を育て上げた名将が、時を超えて新たなスーパースターを同じ球団に排出していることから、期待できずにはいられませんね。
楽天・浅村打法に似たフォーム
https://www.youtube.com/watch?v=fLSyMvXfym4
増田選手の大きな特徴は、バッターボックスに入る前のルーティンとその打撃フォームですね。
バッターボックス内で大きく左足を上げるルーティンは圧巻で、ホームランを期待できるような迫力を持っています。
打撃フォームについては、パ・リーグの長距離バッターである楽天ゴールデンイーグルスの浅村栄人選手そっくり。
バットは立てた状態でかまえ、足を上げた際におしりを投手に向けるようにして踏み込む。
これにより捻りが大きく生まれ、パンチのある打撃が生まれるのですね。
また大きく足を上げる打撃フォームは他にも、
- 中島 宏之選手(埼玉西武ライオンズ~読売ジャイアンツ)
- 中村 剛也選手(埼玉西武ライオンズ)
共通するのは全員パワーヒッターというところです。
浅村選手は当時ライオンズにいた時のショートが中島選手で教えを受けていたこともあり、それが受け継がれていったのでしょう。
坂本選手から厳命された「浅村になれ」
2020年1月の沖縄自主トレで坂本選手に同行した増田陸選手ですが、その際に「楽天・浅村のようになれ」と伝えられたと、報道されました。
坂本選手自身、プレミア12で<ショート坂本・セカンド浅村>として二遊間を共にしており、打撃・守備を間近に見ていてその頼もしさから、未来を期待される増田選手に照らし合わせ、可能性を感じたようです。
しかし現在のジャイアンツの二遊間は熾烈、開幕が遅れましたが練習試合も含め7月時点で以下のようになっています。
【ショート】坂本、湯浅、
【セカンド】吉川、増田大輝、北村、若林、(山下)
ショートはほぼ坂本選手の聖域となりつつありますが、セカンドもこれだけの選手がレギュラーを狙っています。
ただジャイアンツは守備コンバートが多く、定位置でいれる事はあまり多くありません。
現在も坂本選手、丸選手、大城選手以外のレギュラー陣はサブポジションを持っています。
そのためスタメンから外れたとしても代打からの守備固めなど、レギュラースタートでなくてもアピールポイントは十二分にありますね。
増田陸選手についてまとめ
増田選手が坂本二世と呼ばれる由来につきましては、高校時代の共通点やポジション、球団首脳陣の期待など複数の要因が重なってのことというのが分かりました。
また、打撃フォームが楽天の浅村選手にそっくりなところも印象深いです。
怪我に泣かされまだ一軍経験がありませんが、これだけの選手層の厚さでどれだけのアピールが出来て首脳陣の目にとめられるか、ほかの選手達にはないパンチを活かした長打力で巨人軍の内野手戦国時代を勝ち残って欲しいですね。
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